はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

東洋医学とステロイド

こないだからステロイドステロイドとうるさいブログですが…(笑)もう少しご勘弁を。今日は東洋医学のお話です。
 

東洋医学でのステロイドとの併用治療の場合、ステロイドを内服する事によって考えられる副作用(主に副腎機能の低下などによる体力減退などかな…)をカバーする処方を考えてもらいます。大人の場合は、本人の身体が元々持っているウイークポイントや生活習慣から来る不調も合わせて考える事になると思います。

 
ステロイドの副作用って全然人によって違うから、その人それぞれに合わせて、弱って来る部分を助ける感じかな。それと全身の気や血を巡らせて、自分自身の自然治癒力を高めて基礎体力を付けるための治療をします。
 
私は3人とも助産院で出産をしていますが、病院のお産との大きな違いは「産むのはあなたよ、私はフォローするだけ。妊娠したんだから、あなたは母体をしっかり健康に保つ責任があるのよ」というスタンスです。体重が増え過ぎると、「産道通ってくる赤ちゃんの身になってごらん!狭いと大変だよー!」と叱られます(笑)。上手く伝わるかどうか分かりませんが…私にとって東洋医学は、この「あなたの身体なんだから、よく知って付き合っていくのはあなたの責任」という考え方と共通点がある気がします。
 
身体からのシグナルを、何となくの不調…と片付けない、と言うか。私は不妊症に漢方治療を取り入れましたが、ついでに頑固な湿疹の治療も併用して行いました。(それについてはこちらをどうぞ)

漢方生活しています☆ 〜不妊治療の様々な方法〜: はまねこのすっぴんライフ

 
西洋医学と東洋医学、両方とも最終的な目的は「患者の治癒」なのですが、アプローチの仕方が全然違って面白いですよね。どちらも一長一短あって、どちらかだけが正しい訳じゃない。
 
でも、そんな中で私が東洋医学に惹かれる訳をぐるぐる考えてみると。病名だけで診断をしないで、どこがどうしてこうなっちゃったのか…と、症状だけじゃなく、心理的な部分や、性格の個性も含めて全部で診ようとする所かなー。そういう一見遠回りのような考え方が私には合っているのだと思います。
 
チーの場合は、まだまだおチビなので、心理的な部分や生活習慣が身体に与える影響が少なくて、多分大人の治療とは違います。それが、早く始めると身体のクセや病気に対する不安がなくて、本来の流れに戻しやすい…と言われる所以なのでしょうね。つまり、思考回路が身体にあまり影響を与えていないから、処方がシンプルで答えが比較的出やすいのだと思います。
 
とりあえず、鍼は12回(3ヶ月)が一区切り、と説明を受けたので、ちょうどチーのパルスの効き目が切れてくる頃です。チーのMGは眼筋型で抗体値も陰性なので、東洋医学の効果が出ているかどうかの判断はしにくい所です。でも、漢方薬含めて嫌がらずに治療が続けられているので、しばらく付き合ってみる予定です。夏の盛りが過ぎる頃、まぶたが落ちて来ませんように…。