はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

付き添いママのストレスを減らそう!

f:id:hamaneko13:20150215095930j:plain

△分かるかな?虹ですー^_^。

 

先日からぐるぐると考え続けている事があります。私とチーの入院生活を思い出すにつけ、有り難い事にストレスを最小限に抑えて過ごさせてもらいました。今となってはわりといい思い出だったりして、先日は定期検診に行った際、チーが「上のベッドに行って、ママと泊まる!」と大騒ぎした程…^^;。
 
それは何でだったのか?私なりに考えてみました。
 

病院の設備、待遇が良かった。

きれいな病院の明るい小児科で、パルス治療になってからはシャワー完備の個室。しかも二度目の入院では少し大きいベッドになりました(20センチ程長かったんです!聞いたら、これはたまたま空いていたらしいですが、全然違いました…!)。
 

担当の先生が熱心に話を聞いてくれた。

これも大きいですよねー^_^。患者の会での話題なども話せて、信頼関係を結ぶ事が出来ました。
 

実家が近かった。

実家が病院から45分位と比較的近く、差し入れや付き添いの交代などを頼めた事。
 

ママ友の協力。

上の2人の姉兄のママ友達が、残された子供の送り迎えなどをしてくれた事。
 

チーの保険に入っていた。

おかげで経済的な圧迫感を比較的感じずに過ごせました。
 
 
やっぱり、実家を始め、ママ友など、周りに助けてもらえたのが大きいんですよね。逆にそれが無かったら、とても笑顔では過ごせなかったと思います。
 
家族が長期療養が必要な病気になるのは、小児に限らず本当に大変な事です。当たり前だった日々がぐるりとひっくり返る中、病気の治療だけでなく、残された家族も日常を生きなくてはなりません。その際に1番心理的なストレスを感じるのは一家の主婦ではないでしょうか。子供の病気、パパの病気、自分の病気、親の病気。誰がかかっても主婦は休む事ができません。
 
私はチーの病気の宣告を受けて、正直、このまま帰れないって!?それは困ったぞ…!と思いました。その悲しみや驚きよりも、明日からの家族のスケジュール調整に気持ちが大きく割かれたのです。悲しんでいる暇もなく入院に突入、そんなママも多いんじゃないかしら。
 
でも、まずはママ自身が「困ってる」って事をちゃんと自覚して、何に困るのかテーブルに残さず並べて、対応策を考える必要があります。解決すべき問題点をずらっと書き出してみましょう。人にはキャパがあるので、そこをオーバーしない工夫をしないと、とても超えられません。
 
我が家の場合は、上に9歳小学生姉と5歳幼稚園の兄がいたので、行動時間がバラバラで、その2人の朝の送り出しと帰宅時をどうするか…が1番大きな困りごとでした。診断が下りてすぐ、正直に「2人の事をどうしようか困ってるんだ。助けてもらえたら嬉しいです」とママ友達にスマホでメールをして相談させてもらいました。
 
そしたら、出来る事は何でもするよ…という心強いメッセージがすぐに帰って来たので、遠慮なく(ここ大事…笑)お願いする事に。ママが「私が何とか頑張れば乗り越えられる」と思い込まないのは大切なポイントです。実際に問題は山積してるはず。パパとママや身内だけでやって行こうと思わず、ママ友がまだいない第一子だったり引っ越ししたばかりの土地なら、そこの行政のサービスを調べてみるのも手です。
 
実際に私の友人はそのような有償ボランティアの仕事をしています。幼稚園の送迎や家事のお手伝い(お買い物や掃除、洗濯物の取り込みなど)、もう一人ママがいたら助かるのに…というような事をお願い出来るサービスです^_^。
 
私の住んでる地域では、コープあいち名古屋市のびのび子育てサポート事業など、時間800円位で頼めるので、週に2回くらい頼むだけでも随分助かると思いますよ。コーディネーターさんが相談に乗ってくれるので、行政の子育て相談窓口などに今の事情を話してみて下さい。
 
まずはママがオープンになって、周りのサポートを受ける→ママに余裕ができる→子供に優しく出来る→自分を責めたりしないで済むのでストレスがたまらない…これが理想的な循環ですよね。サポートを受けていないと、理解され難いママの孤独感と大変さを、パパや子供が引き受けなくてはなりません。
 
ママの代わりはいない…ってよく言います。良い意味で使っているかもしれないですが、その言葉は付き添いママ達のプレッシャーになっています。病気を変わってあげられない事、泣いて暴れる子供を押さえての点滴や検査、子供に涙を見せないこと…考えてみて下さい。それだけでも結構大変な毎日ですよー!
 
そこに、病気の子供は大変で可哀想で、治療を頑張ってるね、と言われても、ママをハグしてくれるはずのパパもいっぱいいっぱいで、病室でのハグなんて望めない現実(笑)!ママを名前で呼んでくれる人もいません。治療している◯◯ちゃんのママ、という何ともいえない立場です。
 
そして、子供が治療を頑張ってるのに、ママである私が贅沢やワガママを言ってはいけない!という半ば強迫観念のような思い込みも深刻です。だって、お風呂文化の日本に育って、何ヶ月も湯船に浸かれない…って(笑)。狭いベッドで手足を伸ばして眠れないし、ご飯も出ません。患者本人じゃないだけで、慣れない環境での入院生活のストレスは付き添いママにも言える事なのにね^_^!
 
バーゲンだって、アロママッサージだって、ネイルや美容室だって、少し付き添いを変わってもらって行っちゃっていいでしょ?それで心機一転、またベッドに戻って行くんです。心ない人に何か言われても気にしない、気にしない!そりゃーあんたにゃ分かんないだろうなぁー!と笑ってしまいましょう。そして、自分が困った人の気持ちが分かるようなれたら儲け物です。私にとって、今回のチーの発症で困った様々なこと、それはとても大きな学びになりました。
 
子供の治癒を目的にした入院で、ママが追い詰められてたら、本末顛倒…。素直に困って泣いて、周りに助けてもらって、子供の為の笑顔じゃなく、自分の為に笑顔でいて下さい。あなたの我慢の上に成り立つ入院生活はどこかに無理が出て来ます。パパや子供に当たらないですむよう(笑)、みんなで考えましょう!
 
以前のブログでもこのテーマに触れています。


付き添いママのヘルパーさん 妄想編 - はまねこ&チー MGぐるぐる日記