読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

どーもどもっちゃって3 〜おれ、治したい!宣言〜

f:id:hamaneko13:20150527230420j:image

△いやに真剣にシャボン玉飛ばしてます!

 

この記事は6歳ニイニの吃音についてのシリーズになっています。

以前の記事はこちら。

ニイニの入学式〜どーも、どもっちゃって〜

どーもどもっちゃって2

 

4歳頃から始まったニイニの吃音ですが、最近本人も学校生活で不便を感じているようです。先日、お風呂で「どこか練習したり治療したりする所を探してみる?」と聞いたら「そんなん、おれ、治したいわ…!!」と初めて強い調子で言いました。今まで何度か同じ質問をして来ましたが、「うーん」…という曖昧な返事がほとんどだったので、よっぽど気持ちにこたえる所があるのでしょうね…^_^;。

 

聞いてみると、何か嫌な事を言われる訳じゃなく、ただ伝わらなくて、毎度聞き返されるのが億劫みたいです。「俺の話は、分からんみたい」と言っていました。

 

さて、治したい!と、その声が出たならなるべく早く、協力する姿勢を見せると決めていました。

「魔法みたいに、チャラララーン♫…と治ることはないこと」

「苦い薬(東洋医学も視野に入れたいので、漢方など…)を飲むかもしれないこと」

「行ってみて合わない所もあるかも。一箇所ですぐに決まらないかもしれないこと」

を理解してもらい、了承出来るなら一緒に頑張ろう。お母さんは色んな人に聞いたりパソコンで調べたりして、情報を集めるね。そう君がやってみて合わなかったり嫌だったら正直に話し合おう。オッケーですか?

 

ということで、最近ネットで調べまくってるのですが…いやー!チーの難病と大差ないほど情報が少ないんですー(~_~;)。辿り着いても就学前の子供が対象だったり、発達相談と併設だから、小児科で発達関係の診察を受けてから、紹介してもらう形を取らないといけなかったり…。

 

何しろ、医療的に吃音ってくくりの分類が難しいみたいで…>_<。病院にかかるなら神経科か精神科になるようですが、それだと大きくなってからのストレスなど心因性の緩和に重点がおかれそうでしっくりこない…。言語聴覚士さんがいても吃音がフォロー出来るかどうか、その方の専門性による所が大きいようです。

 

おー、これはまさに…!難病と同じ…行ってみて専門医かどうかは運次第…と行った感じでしょうか^^;。

 

いくつか電話で質問してみましたが、あまりピンと来ません。だからと言って、彼の強い気持ちを思えば、ズルズルと日延べしちゃうのもどうかな…と。

 

そういう訳で、まずは本人が行ったことのある名古屋のお隣、尾張旭市の「ヒダ耳鼻科」を受診して来ました。

 

この耳鼻科、知る人ぞ知る変わった診察をしてくれる病院です。ホリスティックといって病気を診断名で見ずに全体の流れとして診る…といえばいいかしら。身体のあちこちに触れながらOリングで原因を探って行きます。耳鼻科の診療時間に行けば、保険適用内で診てもらえます。そういった病院なので、受付で「どうされました?」と聞かれて「吃音で…」と答えても全然驚かれません^_^;。

 

まぁ、ここで説明しても怪しさは増すばかりですね…(笑)。とにかく、そちらに行ってみた訳です。

初めに先生(かなりおじいさまです)から「吃音って言うけどなぁ!ほんなもんは単なる症状にすぎん!全部の流れの中でのバランスだ。全部って分かるか?息子の身体だけじゃないぞ…お前さん達家族や環境、全部が無関係じゃないんだ」と一喝されます(笑)。ここで怯んでいては話が進まないので、神妙にはい、と答えると、「夫婦仲はどうだ!?」「まぁ良い方だと思います」「ふーん、まぁいい。診てみよう」

 

メモを取ろうとしたら「そんなもん!頭で考えるからいかんのじゃ!勉強なんかしなさんな。お母さんは学術的な勉強せずにちゃんと本人を見ろ」と怒られてペンをしまいます。終始そんな感じなので、親子ともに怖くなってしまう人には向かないかもしれませんね^_^;。

 

でも、なぜかチーもそうごも先生が大好きなようで。興味津々…って感じで診察を受けていました。紙コップにお水を入れて持たされ、身体中に触れながら「お母ちゃん」「お父ちゃん」「学校」…などと聞いて行きます。それで反応を返した所がキーポイントと考えられる訳です。そうごは「お父ちゃん」に反応したので、それをいわゆるヒントみたいにして、関係性を見つめ直します。

 

最後にそのお水を飲み干して治療は完了。

 

全体の流れを整えるなんて、つかみ所のない曖昧な治療ですが、そうごは「ここに通う」ときっぱり言いましたので、何かしら感じるものがあったのでしょうね^_^。チーと2人で週に一度、しばらく通ってみようと思います。

 

ここでは、「子供の免疫力を上げるなんてのは、周囲の理解と愛情だけだ!絶対にそれを忘れてはいかん!薬で表面上綺麗に整えても、芯のバランス崩れとったらどっかかんかに出てくるもんだぞー」…などとお医者さんらしからぬ(?笑)発言が目白押しです。

 

ちょうど本日2度目の受診に行くと、こないだより随分いいな…と言われました。「うーん、誰かこの子をすごく急がせる人が周りにおるかい?圧迫感のある…」と聞かれたので、「5年生のお姉ちゃんかなー」と答えると「おねえ…」まで言った途端にパカーっと反応して(笑)。さもありなん…と私は苦笑い。

 

先生が仰るには、吃音者には胸の奥に悲しみや怒りが潜んでる場合が多いそうです。

 

毎度の激しい姉弟げんかですが、そうごなんか大嫌いっ!と叫ばれるのは、腹立つよりほんとは悲しいのかもしれませんね。ただ、きょうだいって難しくて、どちらかを叱ったり諭したりしてうまくいくパターンはほぼ無いです(笑)。性格が合わなくても縁が深い相手ではあるので、いつか分かり合えれば良いかなーと静観していましたが、それぞれ別々に、大事に思ってるって事を伝えていくしかないのかな。

 

これも相変わらずの我が家の課題ですね…^_^。

 

さて、うちの旦那さんは仕事が結構忙しく、アウトドアな趣味もないので、そうごと男同士の楽しみ方をあまりして来てませんでした。そろそろ男同士の秘密を持ってもいいかな…と思ってた所だったので、ちょうどいい機会です。男子チームと女子チームに別れて休日を過ごしてみました。

 

そうごとパパは近所のボルダリング施設に。少しずつ達成感を味わえるので、自信がつくんじゃないかしら…と前からやらせてみたかったスポーツです。案の定、とても楽しかったようで、センスあるって褒められた!と、何度も一生懸命私に話して来ました。

 

ちなみに5年生のネエネと私の女子チームは、電車でウインドウショッピングに。チーも長野に行ってていなかったので、2人きり。思いの外はしゃいだり甘えたりして来て、彼女にとってもこういう時間は貴重なんだなーと実感しました。ただ、女子は欲しいものいっぱい…お金がかかって大変ですがー^_^;。

 

そうそう。話が横道に逸れましたが、吃音者に良いのは、文字通り「言葉を忘れて」のめり込める趣味やスポーツだそうで、そこで達成感や充実感を味わえると自分に自信が付いてくるそうです。

 

通常、思考から自然にスルスル出てくるはずの言葉を「吃音を意識」して話そうとするのって、当人にしか分からない大変さがあるんだと思います。だって、普通に歩こうとしてるのに「右足、左足を交互に出して…右手と左手はどうなってる?上手に動かせてる?」なんていちいち考えてたら、つんのめってしまいそう。

 

ゴールをどこに置くか…。完全に吃音が出なくなる、いわゆる「治療法」を考えると、今の彼の状態では完治はシビアだと言わざるを得ません。流暢に言葉を話せるかどうかは未知数ですが、思った事を臆さずに伝えられて、自己肯定感を失くさずいられたらそれで良いのかな、と思っています。

 

ただ、それで良いのかな…と思ってるのは本人ではなく、あくまで私たち両親で。彼にとっては吃音とさよならしたいと強く望むかもしれないし、それを無理だと決めつけるのは私の仕事ではありません。やりたい治療法があればサポートしたり、引き続き探し続けて行くつもりです。

 

まぁどもらなくなるのに越した事ないですが(笑)、彼は彼です。かの乙武洋匡さんの名言に「障害は不便だけど、不幸ではない」ってのがあって、私はその感じが近いと思っています。吃音の不便さはあると思うけど、それが彼を不幸にする訳じゃないですよね。冷静に距離を置きながら、新しい情報を入れつつ、彼らしい方法を見つけて行けたらいいな、と思います。