はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

茶々丸が来たことの意外な効果…^_^

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△来た時にはビクビクしていましたが、すっかりくつろぐようになりました。獣医さんから指示を受けた毎日の体重測定は至難の業でしたが、この缶が1番成功率が高かったです^^。

 

茶々丸が我が家の一員になった事は先日の記事に書きましたが、一週間が過ぎて随分成長して来ました。朝は皆の気配がするまで段ボールの家でじっとしています。起きて来たなーと思うと、おもむろに「ミャー、ミャー!」と鳴き始め、いくちゃんママを起こしてミルクの時間。リビングに離すと、自分でちょっとの段差に乗ったりしながら遊び回るようになりました。

 

生後2週間ほどから親猫なしで人間と一緒にいるので、野性よりも人間に近い猫ちゃんに育つかもしれません。まぁそれについては色々ありますが、これも茶々丸の運命。野原に転がしたら生きて行けるか…については仕方ないでしょうね^^;。マンションが彼のテリトリーになったので、受け入れてやって行く事でしょう。

 

さて、野良猫の赤ちゃんを引き取る際に、子供達に約束させたのは以下です。

・可愛がるだけじゃなくて、お世話もちゃんと責任もってやる事。

・夏休みの間に掃除をして、茶々丸がいたずら出来る頃にはキレイになっている事。

・喧嘩の怖い声を聞かせない事。

 

3番目については多いに「??」ですが、上の二つは思った以上にきちんとやっています。いくちゃんは約束通り、起こせばちゃんと夜中の授乳も眠い目をこすりながら頑張りました。いつもの「ママ」はいくちゃん、私は「大ママ」として、上手くミルクが飲めないとか、上手に身体が拭けない(熱めのお湯に浸したタオルでグルーミングの真似事をして、身体を清潔にする事を教えなくてはなりません)時、呼ばれたら手伝う程度に留めています。1番手がかかる時期にお世話出来るのは良い経験になると思っていたので、夏休みがちょうど良かったですね。

 

あまりお世話をさせてもらえない(やり方が雑なので怒られる…笑)のが聡悟なのですが、いい遊び友達になっているようでとても懐かれています。それもまた気に入らないのがいくちゃん。世話もしないのに懐かれるなんて納得いかない…し、世話をさせるのもやり方が気に入らないし、あー腹立つ!…なんて葛藤で、子育て中の若夫婦を見ているようで笑えます。オットはろくろく世話もしないのに、時々遊んであげるだけで懐かれるなんて何か腹立つわー!…というアレですね(笑)。

 

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そして、意外だった効果がもう一つ。私は自他ともに認める(いや、これは本当に自慢じゃないのですが…笑)掃除の苦手な主婦なのです。そこで、自分だけ大変にならないように皆で朝に30分のお掃除タイムを作りました。15分を床の片付け、15分を掃除機、拭き掃除(拭き拭きマンと呼ばれています…)、クイックルワイパーに分かれてやらせています。

 

案の定、クイックルワイパーの取り合いになるのですが(やっぱり喧嘩…)、拭き掃除には好きな精油を選ばせて洗面器に垂らしてあげると、結構喜んでやっています。1日に一度だけでも床に物がない状態を作れるので、気持ちがよくなりました。掃除の苦手な私もキレイな方が良いに決まってる…とは分かってるのです、はい。

 

そしてあとは私のリビング全体の大改造が残っているのですが、何しろどこにでも昇るのが仕事の猫ちゃんです。今の状態で大きくなったら、上から物が落ちまくる事必須…。こないだ二段ベッドを入れる為に部屋を明け渡して、もう大人のものを収納するスペースはどこにもない…T_T。ひとまず、表面が剝がれてしまっていた大型のソファーを思い切って廃棄しました。この後、猫ケージとキャットタワーを買う予定なので、頑張らねば、です!

 

今回の騒動で思った事。捨て猫ちゃんを子供が拾って来た時、もちろん本当に飼えない方もいらっしゃると思います。でも、そこで問われてるのは「飼える、飼えない」の2択じゃなくて、自分の要求が飲めない時にも、大人がちゃんと相談相手になってくれる、と伝わる事じゃないかしら。自分が子供の頃に捨て猫を拾って連れ帰った時、その顔も見ずに「何やってんの!飼えるわけないでしょ!!今すぐ元の場所に捨ててこい!」と言われた時の絶望感といったら(笑)。

 

大人には笑われるかもしれないけど、子供は「この命を自分が助けられるかもしれない…」と、真剣なんです。(ダメだろうなー、怒られるよなー。でもこの子見たら可愛いし、こんなに可哀想なんだから、機嫌が良かったらもしかしたら良いって言うかも。でもダメだろうなー)と心の中をぐちゃぐちゃにしながら走って帰って来たのです。多いに面食らうし、正直面倒だとは思いますが、飼えない理由をしっかりと目を見て説明して、里親を探す手伝いをする、獣医さんに相談する、など、他に安心して預けられる所を一緒に探そう…きっと助かるよ。と言ってあげるだけでも、気持ちは安定するんじゃないかな。

 

獣医さんに連れて行けば、獣医さんが一生懸命子猫の命に向き合う姿を見せられるでしょう。里親を探すボランティアさんもいらっしゃるので、ネットなどで探してそこに預けに行けば、そこでも小さな命に向き合う姿を見て何かを感じるはずです。

 

お金もかかってしまうし、簡単ではないけれど、子猫の命なんてどうでもいい…とは思っていないんだ、と伝わればそれで良いんだと思います。

 

我が家は引き取って育てる事になりましたが、それだけが道ではありません。他の選択肢を一緒に探す事、引き取って育てる事…ダメの一点張りではなく、どちらなら可能なのかをちょっと考えてあげて欲しいなーと願います。

 

かつて小さな私に再び捨てられたびしょ濡れの子猫ちゃんが、巡り巡って我が家に来たのかしら…なんて考えながら、自分に「飼う、飼わない」の決定権があるなんてやっぱり大人は良いよなーと思っています^_^。