はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

どーもどもっちゃって7 〜東洋医学と吃音〜

 f:id:hamaneko13:20150827223321j:image

△やけに哲学的な表情で…手のひらのタニシを見つめています^_^;。

 

こちらはニイニの吃音シリーズになっています。

まとめのページにカテゴリをまとめてあります。こちらの吃音ニイニもリアルタイムに綴っているので、母子で右往左往する様子を読んでいただけると思います^^;。

 

↓こちらはブログの目次ページです。

hamaneko13.hatenablog.com

 

↓一発で吃音情報に飛びたい方はこちら。

>吃音ニイニ

 

さて、今回は久々にニイニの登場です。夏休みの興奮と連日のきょうだい喧嘩で彼の吃音は低空飛行を続けています…^^;。いつの日か、こちらのブログでニイニの吃音が治まってきて、最近は思うように話せてる…と報告出来るといいなぁ。

 

先日の記事にも書いた通り、障害児支援事業として、今通っている言葉教室への通所支援が受けられる事になり、その手続きに吃音の診断書が必要になったので、色々と調べていました。こちらでも何度か触れていますが、吃音というのは医療の介入が難しいジャンルの症状です。心療内科?脳神経科?耳鼻科?…一体どこに相談に行けば良いのでしょう^^;?

 

そして私なりに名古屋近郊で調べた所、こちらの「あいち熊木クリニック」さんがヒットしました。とってもざっくりと説明すると、チックやトゥレット、発達障害の相談などにも乗ってくれる、漢方治療(患者さんの症状や状況に合わせて西洋薬、漢方、どちらも処方してくれます)の心療内科です。小児科では無いので、通常は大人の患者さんの方が多いようです。

 

初めにメールで「障害児支援事業への登録の為、吃音症との診断書が頂きたい。治療に関しては言葉教室と並行して可能かどうか、一度受診してみて考えたい」と伝えました。そして、先週ドキドキしながら初めての受診。男の子はそんな子が多いと思いますが、息子も初めての場所が好きではありません^^;。それでも「治る為には薬も頑張る…」と、彼なりに決意していたようです。

 

先生とは主に私が話しました(本人の問診を含めた心理テストは次回という事で…)。東洋医学では「吃音」というものをどのように捉えるのかとても興味がありました。それについては「東洋医学でも吃音としての治療法は確立されていない」との事でしたが、元々病名で薬を処方する…という治療法ではないので、これについては落胆はありません^^。

 

それを理解した上で「急な興奮を鎮める(夜泣きなどに処方されたり…)」漢方薬をいくつか試してみる事になりました。まず初めは「ツムラ72番 甘麦大棗湯」で、次回まで一週間ほど飲みます。

 

が、嫌がってなかなか飲まないのですーT_T。私がペロッと味見した所、甘草を使ってあるので結構甘みがあって飲みやすく、お、これならイケるかも?…と期待したのですが^^;。セオリー通りにお湯で溶くと「げ、まずっ!」と一言。最近は少量の水でトロッとさせてスプーンで一口で飲んでいます(かなりイヤイヤ…)。意外に思う方も多いのですが、漢方薬=苦い訳ではなく、案外美味しい…とスルっと飲めたりします。逆にどうしても嫌なものは身体に合わなかったりするので、違ったアプローチを考える必要があります。今のものは相当嫌がっているので、次回それについても少し相談してみようと思っています。

 

私は息子を見ていて、誰でもが胸の中に流れている川のようなもの、そういうものが上手く流れていないんじゃないかな…と思っています。東洋医学では「気」と言ったりするものかもしれません。その川がサラサラ流れている時は意識せずに話せるんだけど、小石や岩をひとつずつ意識して上手く流そうとすると、とたんに流れなくなっちゃうような。そして濁流になったり、水が乾いた感じになったり、そういうコントロール出来ない感じが言葉の詰まりになって現れているような気がします。

 

漢方の力を借りて、少し感情の濁流をコントロール出来ればちょっと楽になるのかしら。一口に吃音と言ってもみんな性格は様々です。聡悟の場合は「おれ、こんなんヤダ!」とハッキリ口にしていますので、快方に向かう為のアプローチを一緒に探していますが、もし静かなタイプで「治したいのかどうか分からない…」と言われたら、治療や言葉教室への参加は考えていないかも。

 

いつか彼に心の暴れ馬を乗りこなす余裕が生まれたら、気持ちとの足並みが揃って来るのかな。それは1年なのか、5年なのか、はたまたもっとかかるのか…。何にしても「吃音にやられてる(支配されている)」という所から離れて、自分なりにコミュニケーションを楽しめるといいのですが。

 

吃音息子と母の旅はまだ続きます。いつか良いお知らせに繋がりますように。