はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

出来ないことを数えられたら…と想像する 〜息子との朝の攻防、その後〜

f:id:hamaneko13:20160630063148j:plain

△さぁ、朝ですよー!気持ち良さそうな夢の世界から出ておいでー^^!

 

とっても久しぶりの更新になってしまいました^^;。ハッキリしないお天気で体調管理が難しい季節ですね。チーも恒例になりつつある(?)季節の変わり目の意味不明の高熱が2日程あり、続けて引いた喉風邪にちょっとやられていました。

 

チーのように病気でステロイドを常飲していると、治ろうとする力もセーブされてしまう所があるようで…治りかけが長引くことも多いのです>_<。まぁ、それも体質と思ってゆっくり付き合って行くつもりですが、もう少し大きくなって来たら「この天気はヤバいかも…」とか「もうすぐ体調悪くなりそう…」と自分で分かるようになるかもしれないですね。

 

それでも幼稚園に行きたがるほど、園生活は楽しんでいるのでそこは一安心です^^。

 

さて、今日は息子の朝寝坊について書いた記事

hamaneko13.hatenablog.com

の続編です。

 

あれから約5ヶ月。朝は電気を付けて、顔を上に向けさせ(ここで布団に潜られたら最後です…笑)「朝だよ!今1回目だから、次に起こしたら最後だからね。分かった?」と声をかけて、5〜10分後にもう一度「これが2回目だから最後だよ!自分で起きなよー」と起こします。

 

これで何とかボンヤリながらも起きて来るようになりました。もちろん、パチっと起きてサッサと動けるようにはなってません…笑。こうするようになって、時間はかかってしまうのですが、何より良かったのはズバリ「私が怒らないで済むこと」です。

 

毎朝、毎朝「何回起こしたと思ってんのっ!?…いいかげんにしなさいよーっ!!」と怒鳴っていた日々と比べると、本当に気が楽ですー^^!起きて来ないことにイライラしてくると、(私の厳しさ(迫力?)が足りないんじゃないか?)と勘違いが発生し、怒鳴り声がどんどん大きくなっていくのです(笑)。でも結局は、今のように怒鳴らなくても、怒鳴っていても、彼にとってはほとんど変わりなかったようで…これでは本当に怒り損ですよね^^;。

 

子育てをしていると、とかくそういう勘違いを起こしやすい気がします。確かに、大人の厳しさや怖さが必要なときもあるでしょう。でも、親が思う「生きるのに大切なこと」とこどもが思うそれとは違っていて当たり前だと思うのです。いつか自分で気まずい思いをしながら学び、必要だと思える日が来るか、それさえ別に来ないか…?まぁ、それならそれも彼の人生ですよね(笑)。

 

自分だって大人になってからストンと胸に落ちる、昔もらったアドバイスがたくさんあるし、逆もあります。(大人になったらそう考えるのかと思ったけど、違った言葉もある)。

 

そういう時、私は自分にとって苦手なことを考えてみます。自慢じゃないですが、私は家事の中での出来不出来にかなりデコボコのある人間です。料理は好きだけど、掃除は苦手。年賀状作りなどのデザインは好きだけど、家計のやりくりなどの会計業務は苦手。数字には本当に弱いので、家計簿などをちゃんと付けていらっしゃる世間のママたちを本気で尊敬します。

 

天使は清しき家に舞い降りる…とか、断捨離してスッキリ暮らす…とか、子供がいても散らからないリビング整理術とか…はたまた、家計の何パーセントを貯蓄に回すとどうだとか。3人の生涯にかかる費用とか…書いてるだけで落ち込んできますが…笑。

 

もう、ゴメン!正しいことも、そうだったら素晴らしいこともよーく分かってるの。でもうまく出来ないんだよ。日々の暮らしの中で優先順位が上がってこないのよ。

 

スキマ時間があったら、新作石けんのレシピ考えちゃったり、余りの果物とシリアルに粉類とココナツオイル入れたらクッキーとケーキのあいのこみたいの焼けるかなーとか、付き添いママにどうやったら温かい食事を提供できるか妄想したり、生活にムダと言われても仕方ないことに頭を取られてしまうんです。

 

おや?それって、やらなければならない宿題そっちのけで遊びに走り出す息子とそう変わらんのでは…苦笑…という訳で、指導部になるほど立派なママにはなれそうもないので、まあまあのところを一緒に飛ぶか…という感じです。

 

朝から丁寧に仕込んだ夕飯を「料理は良いけど、この部屋は散らかりすぎだ!」と言われたら悲しいし、「あそこの◯◯さんなんて、フルタイムで働いてるのに、いつもすごくキレイにしてるよ。あなた専業主婦でしょー?出来ない理由は何?」なんて言われたら…考えただけでも涙ですーT_T。

 

人と比べられたり、出来ないことを数えられたら、大人だってやっぱり傷付きます。それをこどもにしちゃってないかなーと、時々立ち止まって考えます。デコボコでも、自分なりに身につけたスキルで、誰かに喜んでもらえるだけのコミュニケーション能力が育つ方が大切な気がするんです。

 

もちろん、これは早々に勉強を放り出した私の勝手な価値観です。こども達がそれと違った道を行くならそれも良いでしょう。お天道様に恥ずかしくなく、違った生き方の誰かを責め立てて論破しないと安心できない、そんな不安定な生き方じゃなかったら、どんな道でもそれでよし…じゃないかしら^_^。

 

ちゃんと「親としての躾という役割」をしてるかどうかなんて、誰の評価を気にしてるのかなーと思うこともあり。そんな縛りから解放されて、親にも親の大切な友人がいたり、好きな趣味があったり、ニュースを見て涙ぐんだり、誰かのために走ったり。そういう「人生は続くんだ、ママも1人の人間なんだ」って、ジタバタ生きる姿を見せた方がリアルなんじゃないかな。

 

そもそも正解のあるものじゃないですからね。それぞれ人の数だけやり方はあるでしょうし、マニュアル化出来ない部分だから面白いとも言えますね(笑)。