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はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

泣いた赤鬼はどうしたら泣かずにすんだか…について 〜小2男子とのプチ会議〜

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 △学校の授業以外のことで頭の中がパンパンに膨れているオトコ。

 

久々のニイニの登場です☆2年生の国語の教科書に「泣いた赤鬼」が載っていました。その内容がどうも腑に落ちないようで…お風呂で私とプチ会議になりました。

 

(ご存じない方のために…超・簡単に要約すると、人間と仲良くしたい心の優しい赤鬼が、人間をお茶に誘うのですが、怖がって人間たちが来てくれません。そこで親友の青鬼が悪者のふりをして、里に下りて暴れます。それを赤鬼が止めて人間に優しい鬼だというアピールをする。人間は赤鬼が優しいと知り遊びに来てくれることになりますが、親友の青鬼が「僕といると君が疑われてしまう」と置き手紙を残し、去ってしまう…その手紙を読んで泣いた赤鬼、というお話です)

 

そ(息子)/だいたいこの話さ、誰も幸せじゃないじゃん。ママは誰が可哀想だと思う?赤鬼か青鬼か。…まぁ人間はサイテーとして。

 

私/なるほど。泣いたのは赤鬼だけど、青鬼も泣いてたかもしれないってことかー。

 

そ/そう。だけど青鬼もなんで勝手にいなくなるの?ちゃんと話せば良かったのに。

 

私/確かにそうだねぇ…。

 

そ/だって赤鬼とは親友なんでしょ?

 

私/ふむ。どうしたら良かったんだろうねー?

 

そ/……それを考えてんだよ、オレは。

 

私/ね。優しい鬼たちなのにね。

 

そ/だいたい人間はさ。見た目で嫌ったらダメだよ。鬼の顔してたって分からないじゃん。めちゃくちゃキレイな顔して鬼より怖い人間もいるよ。

 

私/笑…ほんとだね!

 

そ/分かった!青鬼が姿を見せるからダメなんだ。なんか見えない怖いものみたいな声だけの出演をしたらどう?

 

私/ほう!もののけ的な??

 

そ/そう。「うぉおぉ…」って風起こしたりしてさ!それを赤鬼がおさめたらいいんじゃん!戦いが終わったら青鬼も一緒にお茶に誘えばさ。鬼のこと怖くなくなるんじゃない?人間も見た目で嫌ったらいかんって知るし。

 

私/おー、ナイスアイデア…!

 

…と、こんなやり取りがありました。

 

こうなったらもう「泣いた赤鬼」ではなくなりますが(笑)。物語の中でのちょっと腑に落ちない部分に、妄想を広げたり解決策を探すあたり…柔軟でなかなか面白いなぁと思いました。

 

また、ずいぶん前(多分幼稚園の頃)になりますが、あまんきみこさんの名著「空色のタクシー」のシリーズで、山に居場所のなくなったクマ達の集落が「解散します!」と言って、里に降りて人間として生活している…というお話を読み聞かせました。

 

それを読んでから何ヶ月も経って、急に「分かった!」と言われたことがあります。何のことやら分からない私に、

 

そ/ほら。どうしてクマが解散しないといけないか

 

私/あぁ!分かったの?

 

そ/人が住もうとしたらガタガタだとダメだからか!

 

私/??

 

そ/これ、何ていうの?(アスファルトを指差して)これあったら木が生えないじゃん。

 

私/そうだね。

 

そ/山までこれ(アスファルト)したら、人は住めるけどクマは住めん。

 

私/なるほど。そうだよねー、どうしたらいいのかな?

 

そ/住むとこ、分けたら。山や森は返さんといかんわー。人は山じゃなくても住めるけど、山じゃないと住めん動物いるし。

 

…だそうです。思いがけない幼稚園男子のまともな意見に背筋がちょっと伸びました(笑)。

 

子育てって、届くかどうか分からない小石を湖面に向かって永遠に投げるような、手探りの日々です。そんな中で、思いがけなく昔に投げた小石が子どもの中に波紋を広げて響いていくこともあるんじゃないかなぁ。

 

今は全然言うことを聞いてくれなくても、大人が大切だと思うこと、それはダメだと思っていること、そういう芯のある小石を暮らしの中で投げ続ければ、いつか届くのかもしれません。

 

その噂の息子。小学校の個人懇談で「まずはこちらを見てください」とぐっちゃぐちゃの机を紹介され(笑)、出てくるわ、出てくるわ…私に渡すプリントから帰って来たテスト、鉛筆、消しゴム。…もう先生と2人、ハハハと笑うしかありません。

 

とりあえずお道具箱に詰め込まれた丸々の鉛筆(かじって削ろうとした跡あり…笑)を持ち帰り、最低限筆箱を持たせるというめちゃくちゃハードルの低いお願いごとをされて帰って来たのです。

 

社会適応的にどうなのか?…これは男子を育てる上でのかなり大きな課題です。でも、何に心を動かされて何に疑問を感じるのか?そしてどう自分が動くのか。

 

そういう、子どもが自分自身に問いかけながら生きることは、そのまま鏡となって大人への問いかけになっています。立派じゃなくてもいいから、大人も悲喜こもごも…心を動かしながら生きる姿を見せていかないとなーと思います。

 

テストの点数が悪くても、筆箱を持っていかなくても(いや、自分で困ってくれないと…私に怒られた所で全然響いていない…)、宿題が出来なくても、誰かが困っていたら一緒にしゃがんで考えられるような男になってくれたらいいんですがねー^_^!