3.11に思うこと 〜この日の意味〜
△勢いのある飛行機雲…どこに飛んで行くのかしら。
今年もこの日を迎えました。毎年複雑な気持ちでこの日を過ごす方も多いと思います。1年に1度だけみんなで思い出すなんて、何も終わっていないのに…と。
ただ、(私も含め)当事者になれない人々は、自分の無力さに少しの胸の痛みを覚えながら、この日の14時46分を迎える責任があるんではないかと思っています。
あの日に、運命を根こそぎ変えられてしまった人たち。ふるさとを思いながら、今もなお、帰郷のめどが立たない人たち。大切なご家族、友人、恩師、上司や後輩…たくさんの別れがあったと思います。
どうか、人と比べたりしないで、ご自分の歩みがいつの日かできますように。ご自分を責めていらっしゃる方が許してあげられる日を迎えられますように。こども達が「生きるってなかなかいいなぁ」と思っていられますように。
私はこの6年で色々な変化がありました。不妊治療なしでは妊娠は無理だと言われていたのに、3番目にまさかの自然妊娠でチーが産まれ、小児MGの発症、治療…。色んな出会いがあり、色んな気づきがありました。
東日本に関わる方にも実りのある出会いと喜びがあるよう、心から願っています。震災いじめ、なんて悲しい言葉がすぐにでも過去になるよう、関係ないと思わないで人の痛みについて想像する姿をこども達に見せて行けたらと思います。