はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

習い事を辞めたい… 〜ばあばとニイニの攻防について〜

f:id:hamaneko13:20170911173708j:image

△やりたくないことやる?…よくわかんないなぁ、もっかい説明してくれる?の茶々丸(笑)。

 

珍しく続けてニイニの記事です。

 

今日は聡悟が習い事を辞めたい…という話です(もちろん全然褒められるようなものではないのですが、興味深かったので覚え書きとして)。

 

うちの母は私が幼い頃からそろばん塾の先生をしています。あそこは怖いと近所でも評判(?)の塾で、泣かされた子どもは数知れず…💦。ばあばは名古屋弁でまくし立てるので、言ってる内容よりも迫力があります。まぁそれでも昔よりは随分丸くなって、泣かせる子供も減ったのですがね。

 

そのそろばん教室を、前回、今回と二回続けて聡悟がサボりました。

 

――――――――――――――――――

 

「なんだ?おまえ辞めるんか。今日もダラダラ遊んどったんか!」

 

遊んどらんし!コラショ(進研ゼミ)やってたんだし(一応、自分なりにそろばんの時間にはゲームはなしとしているようです笑)」

 

「そんなもん、なんでわざわざそろばんの時間にやらなかんのだ!いつでも時間あるだろう、おまえなんかヒマなくせに」

 

「ヒマじゃないし」

 

「ピコピコピコピコ、ゲームやっとる時間はヒマじゃねえのか!」

 

「あれは遊ぶ時間だし」

 

「そんなもんな、頼んでやってもらうようなもんじゃなし。辞めろ、辞めろ!いい加減な態度でやってもらっとったってよー!こっちも腹立つばっかだわ!」

 

……

 

「でも、ばあばは、そうごそろばん上手にやるんじゃないかなーって、すごい期待しとったんだぞ。ほんっとに失望したわ」

 

……だってオレそろばん好きじゃねぇし」

 

「は??…なんでだ!?」

 

「座ってパチパチ1間も…。俺には無理だわ、そんなん」

 

「おまえ、暗算なんかすごい役に立つんだぞ!そろばん、楽しいぞ」

 

「ばあばには楽しくても、俺には楽しくないんだもん」

 

「なんだ!おまえは自分の楽しいことばーっかやってきたいんか。ちょっとの我慢もできんのか。そんなふうで学校の勉強どーやってやっとんだ」

 

………わかった。じゃぁさ。週に2回のうち1回行く」

 

「なんだ、おまえ、偉そーに!!1回ってよ」

 

……ねぇ。ばあばには何が正解なの?」

 

(ここで、娘の私は思わずこっそり笑う(笑))

 

「別に頼んでやってもらわんだっていいんだぞ」

 

-----

 

どうも、話が堂々巡りの様相になって来たので

 

「じゃあ、週に1回。超真剣に取り組む。これでどう?」

 

「うん。1回は行く」

 

「時間より前に来て机とか出すの、手伝えよ」

 

「うん」

 

「クソつまらんような顔してめんどくさそうにやんなよ!」

 

「うん。……ねぇ、もういい?」

 

――――――――――――――――――

 

ここまで堂々とばあばとやり合う子どもは、孫の代になって初めて産まれた気がします(笑)。どもりながらも、言い返す、言い返す

 

が、ばあばは正しさを武器に(そろばんは役に立つ、きっとおまえに向いてる、もっと伸びるはずだ、簡単に諦めるな、いい加減なことしとんな)生意気なガキんちょを言い負かそうと躍起になります。

 

ばあばにとっての正解は「分かった。そろばんは苦手だけど、オレ頑張るよ。サボってごめんね。暗算とか役に立つもんね」なら、多分100点ですね(笑)。言い返さずに「分かった。来週からちゃんと行く」なら70点ってとこかしら?

 

でも、それは聡悟の希望ではない訳で😅。まぁそりゃあ、理屈で言ったら大人の方が正しいですよね。サボり癖がついたら何も長続きしないんじゃないか?というのは、子どもの将来を思う時多くの大人が抱く不安です。「今の若者は嫌なことからすぐに逃げ出す」…これはほんとによく聞く評価ですし…ね😉

 

ただ、考えてみてください。習い事を辞めたい…って「嫌だ・楽しくない」以外に大人を納得させられるほどの正当な理由なんてないじゃないですか(笑)?それこそ体に不調でも出ない限り、真剣に聞いてはもらえませんよね。

 

でも、大人だって自分の苦手な分野に放り込まれたらどうでしょうね。一生懸命取り組める方もいらっしゃるでしょうが、何を隠そう私は逃げ出したい一人です。

 

私にとってはスポーツですが、スポーツの素晴らしさを並べ立てられて、やらないのは怠慢だ、もっと努力すれば出来るはずだ、諦めるからその先に行けないんだ、一生の財産だって一方的に言われたら。

 

そんな感じで、幼い頃嫌々習い事をしていた(短期のスイミングなんて、私にとっては苦行の一言でしたし、バレエレッスンのアウェイ感と言ったら!!)ので、自分の子どもには、本人がよっぽどやりたい事だけでいいかなーと思ってるところもあり。

 

私からは「そんなに嫌なら辞めてもいいけど、先生であるばあばには自分で話すこと」と条件をつけました。

 

始めるのも続けるのもお金がかかる習い事。あまりに気まぐれに「やりたい、辞めたい」と言われても、簡単に答えは出せませんよねー💦

 

実はスイミングも辞めたがってるんですが、これは自分が「どーしてもやりたい!」と駄々をこねて始めた習い事なので、「平泳ぎ合格まで頑張る」と条件を付けました。

 

向いてることだけやるのも違うと思いつつ、苦手なことにも楽しみを見出して努力ができるようになってほしいとは、やっぱ親の無い物ねだりなんでしょうねー(笑)。いつかその方がカッコいいと自分で思えたらいいのですが…こればっかりはどうにもこうにも。

ただ、人ごとで笑っちゃってはいけないのですが、ばあばと聡悟のやり取りって、男と女の永遠の平行線みたいで面白くないですか?あくまで自分の正しさを主張してやまない女と、その感情論から離れて次のステップにさっさと行きたい男と…(笑)。「君にとってどう答えるのが正解なの?」なんて言われたら、もう女はキーッですよねー😅。