はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

7回目の3.11に思うこと

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△今朝の空です。美しくて静かな朝でした。

 

今年も思い出したような寒さがぶり返し、この日がやってきました。毎年、寒かっただろうなぁ…と思います。

 

それぞれの地でスタートを切った(切らざるを得なかった…)方々にとっても、迷いや不安と戦いながらの日々だったかもしれません。

 

6歳だった長女も中学生になり、合唱部に入りました。合唱部が大切に歌っている歌に震災後に作られた曲が3曲かあります。先生が曲が生まれたエピソードについて、とても細かく書かれたプリントを配って下さいました。

 

卒業直前に、いろんな土地に散り散りに別れていった友人たち。急に決まってさよならも言い合えなかった方もいたでしょう。それぞれの場所でみんなの支えになる曲があったら…。そんな想いで、子どもたちからキーワードを出してもらって、音楽の先生が言葉を繋いで作詞し、思いを共有した作曲家によって曲がつけられ、生まれた歌(「群青」)もあります。

 

娘の学校の先生は、「あなたたちがこの曲を歌う以上は、背景もしっかり知って、誰かに届くようにしっかり思いを込めて歌う責任があります」とおっしゃったそうです。

 

思春期の頃に、自分たちと同じような年齢で震災にあった子どもたちについて想像する機会をもらえたことに感謝しています。歌っているのは「願い 〜震災を乗り越えて〜」「群青」「ほらね、」の3曲ですが、あの震災の後、自分たちに何かできることはないか?…とそれぞれのプロフェッショナルが真剣に向き合って生まれた曲だと思います。そういう誰かの想いを、間接的にでも伝えていけるのは幸せなことだなぁ…と、曲を聴くたびに涙です。

 

どちらで暮らすみなさんも、笑顔の春を迎えられますように。