はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

5年、5年と言うけれど…。〜3.11に思うこと〜

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△なの花畑を見つけると、幸せな香りがしますね。東日本にもそろそろかな^_^?
 
折しも日本中に寒波の波が戻ってきたこの日、5年目の3.11を迎えました。寒かっただろうな…と毎年思います。
 
5年と言ったら、聡悟が2歳でチーはまだお腹にさえいませんでした。いずれ吃音に悩むとも知らず、難病のこどもと暮らすことも想像すらしていなかった未来です。
 
私自身も色んなことがありましたし、皆さんもそうでしょう。その日が誕生日になった、奇跡のベビちゃんたちも5歳を迎えるのですね。おめでとうございます^_^。
 
5年前、これからを生きる私たちは、お別れしたたくさんの命に恥ずかしくない生き方をしなくては…と背筋を伸ばしたのを思い出します。
 
「5年経ってどうですか?」とテレビのリポーターが被災された土地で皆さんに聞いて回っています。その質問は、本当は私たちにこそ向けられるべきなんじゃないかな、と思います。あの未曾有の大震災から5年経ちましたけど…あなたも何か変わりましたか?と。
 
今もなお、狭くて寒い仮設住宅に暮らす方がいる。仮設住宅を出てマンションにお引越しされたけど、引きこもってしまった高齢の方がいる…。コミュニティがちゃんと生きていた田舎の方々にとっての孤独は、きっと都会のそれとは違うでしょう。
 
誰も当事者にはなれないから、より想像しながら寄り添って、キメの細かい支援をするべきです。ただ、そこには変わらずに大きく原発事故の影が横たわっています。廃炉にするにも気の遠くなる年数がかかり、今日も原発の現場で黙々と作業に当たっている人達がいるのを忘れてはいけないと思います。
 
そして時代は電力の自由化。ついに自分たちで選ぶ時が来たんですね。何か起きた時に、どこかの土地の人だけがとんでもないリスクを負わないような電力を、よく考えたいと思います。
 
大きな悲しみの只中にいる方々にも、優しい春が訪れますように。そして空から見守るたくさんの方々が安心して眠れますように。