はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

ママがコロナに感染したら 〜自分の身体を過信しないで!!〜

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△私たちも連れてってもらえるんでしょうね?のふたり。会いたいなぁ!

 

みなさん、こんにちは。先日から続いて…コロナ療養中のホテルからお届けします!今回はチーの翌日に陽性がわかった40代後半の私のケース。

 

さて。チーに陽性の診断が下りた時、久々に震えました。世のお母様方、みなさんそうだと思いますし、子どもに基礎疾患があったらなおさら。(自分に移ったらどうしよう?)より(ヤバイ!これ、子ども大丈夫か??他のきょうだい、旦那…)と、子どもと家族の心配が先に来ますよね。

 

しかし、我が家の場合を言えば、世間の例に漏れず「子どもが持ち帰って陽性の本人元気→周りの大人が大変」のパターンでした。心配で心配で仕方なかったチーは一度熱が上がっただけで、あとは文字通りの風邪症状。

 

私も陽性をもらいに行った日はほとんど症状がなく、普段ムダに健康だし予防接種の副作用もほとんど出なかったこともあって、正直言って舐めていたのです。

 

そして、あくまで「基礎疾患を持った免疫を下げているコロナ患者の子ども」のために、付き添う親の立場でホテル療養に入りました。それが、その日のうちに夕方どんどん熱が出て来て…頭痛と咳き込み、滝のような鼻水と鼻詰まり!

 

あれ?こんなはずじゃ??…

 

「風邪みたーい」なんて、とても笑えないほど症状のオンパレード!特にしんどかったのは咳き込みと頭痛。家から前に処方されて飲み残していた咳の薬とカロナール、イブくらいの頭痛薬をちょっと持って出ていましたが、まさかこんなにしんどくなるとは。

 

食事をする度に、飲んだことない量の鼻の薬を飲み、鎮痛剤を飲み、解熱剤を飲み…。ホテルで解熱剤を飲むには、看護師に連絡を入れる必要があります。時間きっかりに検温と酸素飽和度を測るので、薬で熱を下げてるかどうかが重要なのです。

 

2日目には39度5分くらいまでうなぎ上り、足元がフラフラ、咳は止まらず、頭痛もやまず…。解熱剤を使っても38度台から下がらないし、鼻詰まりと頭痛が酷くて眠れないし。ここはもう、病院に連れてってもらおう、と看護師さんに相談しました。

 

そして、次の日。病院につないでもらって、フラフラしながらタクシーに乗車。駐車場にてタクシーに乗ったまま1時間以上待たされ、CTを撮ってもらうために外階段を3階まで上り。結果、肺炎には至っておらず、一安心!夜寝る前の鼻詰まりが酷くて眠りが浅いこと、咳が始まると止まらなくて頭痛が止まないことなどを相談。薬を出してもらって、帰宅。

 

肺炎じゃなかったことに安心して、新しく出された薬をザラザラ飲み、夜は点鼻薬を躊躇いなくブッ込み、久しぶりに熟睡できました。

 

そして、4日目にしてようやく、熱が下がって咳が治まってきました。咳が治まると頭痛が楽になります。点鼻薬が効くと、寝付けるようになります。このように、鼻・喉・頭痛の負の連鎖が一つずつクリアになり、身体は大変楽になりました。

 

ご存知だと思いますが、これはもちろん「軽症なケース」のお話です。ここで私が肺炎を起こし、呼吸器のお世話になって初めて「中等症」になるのでしょう。軽症が軽い風邪だと思っているなら、考えを改めていただいたほうがいいかも知れません。久しぶりにしんどかったですよー、ほんと!!

 

その間、私が世話するはずだったチーは1人でお利口に持ってきたiPadくんに遊んでもらっていました…とさ。

 

子どもがコロナにかかったら…。可能なら、ママとセットでホテル療養を一番にオススメします。とりあえず、酸素飽和度が測れること、もしもの時に相談できる看護師さんが常駐していること、ご飯などの家事の心配をしなくていいこと、残された家族に移さないですむこと。それだけでも、本当に助かります。

 

結果的に周りの家族に移ってしまっていることもあるでしょう。それでも、自分がコロナと戦いながら移さないかの心配をしているのは、かなりのストレスです。

 

もし、私があの狭いマンションであれだけ咳き込んでいたら、どれだけ肩身の狭い思いをしなければならなかったでしょう。菌を撒き散らしているんじゃないか、などと、自分の体調以外に気にしなければならないことがあるなんて、ほんとにゾッとします。

 

家を離れるのが無理なら、ママが陽性になった時点で「もうママは今から動けません」宣言をしましょう。どうか自分の身体を過信しないで!!行政の配食サービスなどを使って、ママはとにかく動かない。家にあるだけの薬を総動員し、枕元にスタンバイ。

 

で、あまりにしんどいなら、ためらわずに保健所などに連絡を。家の事情を説明し、どうしたらいいか正直に相談しましょう。もし保健所で四角四面の冷たい対応をされたとしても、負けないで。もう一つくらい窓口がありますので、そこで相談してみましょう。

 

今回のうちのように、親子一緒なら、共に陽性じゃないと入れないかもしれません。保健所に相談したら、熱が出ていなくても検査している病院などを紹介してもらえます。陽性が出た時点からの話になるので、とにかくダメ元でお子さんも検査してみましょう。

 

身体の中では、コロナという初めての菌と壮絶な戦いが繰り広げられています。ママはでき得る限り横になって、身体が闘うことをイメージして応援しましょう。

 

子どもより、ママがしんどい可能性が大きいです!!そして、しんどかろうが、家にいる以上、ママは頼りにされてしまいます。物理的に家から離れるのは、そういう意味でも楽になれます。

 

ホテル療養に持っていったほうがいいものについては、また今度。

チーがコロナに感染したこと 〜親子でホテル療養を始めるまで〜

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△街のど真ん中のビジネスホテル!綺麗で清潔ですが、小さな窓からは桜の一本も見えません😢💦。

 

みなさん、こんにちは。またまたお久しぶりになってしまいましたが、お元気でしょうか。

 

さて。実は3月末にチーがコロナに感染。今までも季節の変わり目にボンヤリした微熱が2日ほど出ることがあり、寒暖差も激しかったことから様子を見ていました。

ただ、このご時世…もしコロナなら?と思い、熱はそれほどでもなかったのですが、近所のクリニックに「小児MGで免疫を下げる薬を服用しているので、ちょっと心配している。検査は可能か」と問い合わせ、オッケーをいただいたので検査→陽性、の流れです。

その時点で通常37度の平熱が38度5分ほど。いつもの春なら、家でゆっくりさせる熱なので、今回は検査してもらえて良かったです。とりあえず、落ち着いて…コロナにかかったらやるべきことは以下です。

 

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①基礎疾患があることを病院に説明、親子でホテル療養を希望する旨も伝えておく。


②旦那・他のきょうだい達に連絡、体調確認


③住んでいる行政の濃厚接触者についての扱いを確認(案外コロコロ変わってます)

 

④学校に連絡(本人の小学校、濃厚接触者となるきょうだいの学校に連絡)

 

⑤自分の仕事場に連絡。濃厚接触者なだけでなく、私はチーについている必要があるので休ませてもらう旨を申し出。
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朝病院に連絡して、受診が10時。検査結果・投薬など全て車の中で済ませてもらい、終わったのが13時前。どっと疲れました。

帰宅後、とりあえずの隔離作戦。我が家は家族5人では狭すぎるマンション…隔離も大変です。私と旦那の寝室を隔離部屋にし、チーには部屋から出ないよう言い聞かせ過ごさせました。トイレも声かけしてから、皆は部屋に入って、チーは片手にスプレーを持ちながら自分の前後にスプレーしながら歩きます。

 

ホテル療養の希望を出したので、私は完全防備で買い物に。今は濃厚接触者の外出禁止まではかかっていません。菌を持っているかもしれない…と自覚をしっかり持って短時間での買い物くらいは大目に見ている状況です。だって、急に一歩も出られなかったら、その日から困ってしまいます。

 

そこで、とりあえずのホテル療養品を買い物。いつ療養が始まるか分からないので、少し多めにカレーを作っておきました。

 

夕方になって保健所から連絡。ホテル療養について希望を話し、親子で入らせてもらえることになりました。患者分しかご飯は出ないのかどうかも確認してもらい、私の分も大丈夫だとのこと。それから3度ほど、保健所から連絡があり、同じような話を何度も。これ、どうなってるのかしら?

ホテルはホテルで管轄が違うので、また連絡を待って欲しい、いつから入れるのか約束はできない…とのこと。朝からずっと連絡を待って、夕方にようやく何度もやり取りをして、まだ何も分からない??

 

いやいや。怒ってはいけない。保健所の方々、皆とてもいい人で激務であろうににこやかに応対してくれています。ただ、私、何回同じ話してる?子どもの病気について、何日から熱が出たか、家族構成に住所に電話番号、病歴に飲んでる薬…これ、みんな個人的にメモして破って捨ててるわけ???せめてデータ共有しようよ!

 

…と悶々としながら翌日。朝保健所から連絡。「お母さんも陽性でないとホテル療養は出来ません」。私は心底驚いて「それについては昨日何度もやり取りをしています。患者じゃない私の分も食事が出る、との確認まで取ってもらっています」と言ったのですが、「それはすみません。ただ決まりなので、お母さんも検査を受けてもらって陽性になってからの話になります」と。

 

えー!?…まぁ、私は寝る場所もないのでチーと一緒でしたし、ちょっとした風邪っぽい症状はあったので、移ってるかどうかは半々かな、と思っていましたが、ホテル療養に入れるかどうかがかかってる、なんて話が違います。

「熱もないのに濃厚接触だからって今検査もしてもらえないですよ」と言うと、「そこは保健所からの紹介ということでやってもらえるようにします」と。「陽性が出て、また昨日みたいに1日かかって連絡待ってたら、いつの話になるんでしょう」と粘ると、「特別にお母さんに陽性が出た段階でお子さんとセットにして対応します」と言っていただきました。

 

まぁ、ちょっと嫌なお客さんになってしまいましたが、ここは仕方ありません。基礎疾患を持っている子どものコロナ発症で、隔離の難しい自宅で診るのは無理があるし、看護師さんが常駐してくださるホテル療養は私の中では譲れない部分でした。

 

で、私も無事に陽性が出たので、めでたく2人でホテルに入った次第です。1日目チー陽性、2日目私陽性、3日目でホテル滑り込みです。

 

幸い、チーは最初の熱から上がることなく、37度前後を行ったり来たりで彼女の中では平熱のレベルです。空咳が出ることがありますが、喉の痛みもなく、多めに出してもらった解熱剤も喉の薬も最初の2日ほどしか必要ありませんでした。

あくまでチーの場合ですが、免疫抑制剤を飲んでいることでコロナの症状が悪化している、逆にコロナでMGの症状が出て来てしまった…とは一度も感じていません。目の動きなども注意して見ていますが、全然問題ありません。ほんとに良かった…!

 

周りの患者会の中でも小児MGでコロナ感染は初めてのケースだったので、本来のMGの方に何か影響が出たら嫌だなぁ…と心配していましたが、今のところは杞憂でした。

 

それよりアラフィフの私のコロナとの戦いの方が大変で…これはまた次回書きますね!

嫌われ者は作られる 〜10人の中の2人でいること〜

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△我が家に保護猫姉妹が仲間入りしました。ハチワレはあずき、白いのがおもちです^^。関係ない写真でごめんです!

 

大変大変…お久しぶりの更新になってしまいました。皆さん、コロナも長引いていますがお元気でいらっしゃるでしょうか。

 

さて。我が家の思春期男子と話していて、久しぶりにハッとしたのでシェアします^^。

 

こちらのブログでは「吃音ニイニ」としてたびたび顔を出していましたが、さすがにもう顔出しはNGですね^^;。吃音の方はボチボチ…出てはいますが、それほど気になっていないようです。

私は本当に噂に疎い人間で、子どもの学年にどんな子がいるのかあまり理解していません。そんな私の耳にも届くような「問題児」が息子と同じクラスにいると聞いて。

 

どんな子なのかなーと聞いてみたら、

 

 

息/あー、あいつね。しょうがない奴なんだよ。

 

私/ふうん。しょうがないんだ。


息/うん。何ていうかさ、コミュニケーションが壊滅的に取れない奴でさ。会話のキャッチボールができないんだよ。

 

私/なるほど。彼にとってはスムーズなコミュニケーションが難しいんだね。

 

息/そう。それを分かってて、馬鹿にしたみたいにしつこくからかう奴がいてさ。会話が成り立たないから、周りも笑ったりして。

 

私/ほう。

 

息/で、わざと限界まで怒らせられて、暴れたりあらん限りの暴言はいて、いつも終わり。

 

私/なるほど。怒らせられちゃうんだ。乗っちゃうんだね、それに。

 

息/そう。相手はニヤニヤ笑うためだってのにさ。無視できないんだ。

 

私/あぁ、そういう感じなのね。

 

息/で、皆の前で嫌われる要素を引き出されて、そのまま嫌われる。

 

私/あぁ、なるほど。

 

息/10人中5人が嫌ってるうちはさ、あとの5人は特に意見がないじゃん。でも、それが8人になったら、皆に嫌われてる図式が成り立っちゃうんだよ。

ホントは特に好きでも嫌いでもなかったのにさ、人の評価に流される奴が半分はいるってことさ。

 

私/ふむ。(息子)はどうなの?

 

息/俺は10人中の残りの2人だから嫌ってない。部活ない日は一緒に帰ってるんだ。あいつ待ってるんだよ。

 

私/そうなんだ。話しながら帰るの?

 

息/ううん。あいつ話しかけてもあまりまともに話せんの。でも、1人が良いわけじゃないみたい。一緒の空間で何となく帰るだけでいいんじゃないかなーと俺は思ってる。

 

私/へぇ。

 

息/かわいいとこあんだよ。下駄箱にいてさ。何となく一緒に帰るんだ。俺、たくさんと帰るから自然に皆と合流する感じになって、嫌な顔してる奴もいるけど、それもまぁいっかって感じで。

 

俺、思うんだけど、嫌われ者ってそうやって皆に作られるところあるんだよ。嫌なところばっかり引き出されてさ。抜け出せんよ、なかなか。

 

私/いやー、そうだね。それはなかなか真理をついてるわ…

 

 

といった会話があり、「嫌われ者は作られる」というキーワードに久しぶりにハッとさせられました。周りから良いところを引き出されて好かれる子もいれば、その逆もいて…相手に悪意があったら、「嫌われ者」なんてあっという間に出来上がりです。

 

世の中の評価をみていると、そういうところ多分にあるなぁと思うのです。息子が「10人中8人が嫌ってても自分は残りの2人だ」と言い切るのを聞いて、なかなかしっかりしているなぁ、と自分の息子ながら感心しました。

 

なので、今うまくクラスで振る舞えない人、嫌われ者として作られちゃった感のある人は、評価に惑わされない2人の割合の人を見つけるのがいいかもしれません。あなたの悪いところを引き出そうとしている人にどうか乗っからないように…

 

そういう人は仲良しこよしになるタイプじゃないかもしれないけれど、あなたを「ただの1人の人」として見てくれるはずです。

 

全く勉強はできないままの息子ですが、そういうところはスクスク育っていただけるとありがたいなぁと思うのです。

個人賠償責任保険を初めて使ったこと 〜おいおい!TVを壊しただと!?〜

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△お弁当持ってく中学男子になりました。ネエネは手前、ニイニは奥のデカ弁当です^^!

皆さん、こんにちは。めちゃくちゃ久しぶりの更新になってしまいました。コロナはなかなか収束の兆しを見せませんね…。お元気でいらっしゃるでしょうか。

さて。今回、12歳息子が起こした出来事で初めて個人賠償責任保険を使ったので、忘れないうちにこちらに書いておきます。

もちろん使わない方がいいに決まっていますが、男子は特にやらかします。今回は友人宅でリビングでチャンバラをしたらしく…。どこかが「コンっ!」とテレビの液晶に当たって割れてしまったそうで…。最近の薄型TVは打ち所が悪いとそれほど大きな衝撃でなくてもヒビが全体に行ってしまうようです。

12歳にもなれば、自分たちで遊ぶ約束をし、勝手に出て行ってしまいますので、どこの誰と遊んでいるのか把握できていませんでした。息子から言いづらそうに友達の家のTVを壊したみたい…と聞いた時の私の衝撃を想像してください…😢💦

連絡先と手紙を息子に託し、連絡がついたらすぐ電話して久しぶりに誰かにあんなに謝りました。相手も男子兄弟を子育て中の優しい方だったので、とりあえずホッとしましたが…

 

「こんな状況なんです」と送られて来た写真には、見事に液晶がヒビ割れた最新型の大きなTVの姿が!!子ども達は3人で遊んでいたのですが、示し合わせているのか本当に分からないのか、誰のどこが当たったのかハッキリ分からないと…

確か個人賠償責任保険、チーの保険に付けたはず!…と書類をひっくり返し探しました。あった、あった!

 

ちなみに個人賠償責任保険は、クレジットカードに付帯で付いていたり、入っている保険に知らないうちに付いていたりするので、こういうことがあったら慌てずに調べてみましょう。

自宅のTVには保険が使えないことが多いです。友人が遊びに来ていて自宅のTVが壊されてしまった場合は、遠慮しないで「どなたか個人賠償責任保険入っていないですか?」と遊びに来ていたお子さんの保護者さんに聞いてみてくださいね。

今回使った保険は、元々チーのコープ共済に付帯でつけたものです。月140円の掛け捨てですが、同居の家族が皆保証されます。

 

さてそんなこんながありまして…。肝心の保険の流れです。

①謝罪

まずは、うちだけが悪くなくてもとにかく心を込めて謝罪!!個人賠償責任保険に入っているので使用出来るであろうことを説明。

もちろん子どもにも謝る姿を見せ(ここ大事!子どもの前で電話しましょう)、今後はこのようなことがないように言い聞かせる。多分、親が謝ってる時点で充分こたえてるので、しつこく叱る必要はないでしょう。

②保険会社に連絡

営業時間内に保険会社に電話(大体次の日になります)。状況を説明し、必要な書類などを教えてもらう

コープ共済の個人賠償責任保険の場合、提出書類に必要だった事項は以下です。

1・TVの被害状況(具体的なもの)と型番を写した写真(スマホで撮影で大丈夫。プリントして同封)


2・修理見積書(原本)


3・TVを購入した時の情報(購入年月日、金額、店と連絡先)レシートなど。


4・故障の際の状況(どのようにして壊れてしまったのかの説明書き)

③保険会社から聞いた情報を相手に伝える

②の情報を相手に伝え「用紙が届いたらすぐに届けるので、修理見積書と購入時のレシート(領収証など)の準備をお願いします」と連絡。用紙が届くまでに修理の見積もりや購入時の書類の準備が出来ていたら、その後がスムーズです。

④修理見積もり

修理の見積もりを見て、買うか直すかを検討してもらう。保険を使う場合は、あくまで「壊れたTVの現状復帰」が基本です。TVの年式などにより、現在の価格が下がっている場合は購入時の金額が保証される訳ではないのでご注意を。

※修理見積書は原本が必要です。コピーは正式書類と認められないのでNG!

⑤修理 or 購入

先にお金がかかってしまうので申し訳ないですが、購入か修理をしてもらいます(いずれにせよ、手続きに時間がかかるので💦)。お子さんがいる家でTVなしは多分きついですからね😢。

購入、修理、いずれにしても領収証をもらってもらう。購入、修理、どちらか安い方の補償しか出ないこともあります。

 

今回は購入していただきましたが、リサイクル運搬費などは補償されなかったので、あちらに払っていただいた金額は補償より5000円ほど多くなってしまいました。

⑥示談書の記入(必要なら)

9万円(だったかな?)以上の金額になる場合は、示談書が必要になります。こちらも後から郵送されるので、お互い自筆と捺印して返送します。この辺りで具体的な補償額の連絡がありますので、相手に連絡します。

⑦支払い(今回は相手口座に直接振込)

保険会社から直接相手口座に保険金が支払われ、双方に支払い内容の封書が届きます。

ふぅ、ここまでザッと1ヶ月半かかり…ようやく支払いまで終わって、封書が我が家に届きました!

修理の見積書は、修理せずに新品を買う場合にも必ず「原本」がいるので、保険会社に電話連絡やあれこれしてる間に済ませておいてもらいましょう。

 

多分、手続きに1ヶ月はかかると思うので、保険金が入る前に購入なり修理なりをする必要があるでしょう。

その場合どちらが負担するか(うちの場合は話し合いの上、あちらで購入してもらい、口座に後日保険会社から直接振り込む形になりました)補償額との差額をどうするかも話し合っておきましょう。

今回は結果的に¥112,387の支払いがあり、リサイクル運搬費などの¥4,733をあちらに負担いただく形になりました。

 

差額を割ってください…と何度か提案したのですが、保険を使わせてもらったのでこちらで持ちます…と言っていただきました。あまりしつこいのも申し訳ないので、お言葉に甘えることに。

今後も仲良くしていくお友達なので、お互いに後々しこりが残らないよう、最後まで丁寧な対応を心がけましょう。

「遊んでいて友人宅のTVを壊してしまう」というパターンは、それほど特殊なケースではないと思います。保険会社にもよると思いますが、手続きには大体1ヶ月〜半はかかると考えていいでしょう。

ここまで掛け捨て続けた個人賠償責任保険、今回はしっかり使えてとても勉強になりました(もう絶対使いたくないですが…ね😅💧)!

 

この記事が青ざめている誰かのお役に立ったら嬉しいです。

10年目の3.11に 〜無理に節目にしなくても…〜

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△今朝の空。ちょっと重い雲の向こうに太陽の予感…

 

去年から始まったコロナ騒動の春ですが、今年もとてもおさまったとは言えない状況です。


久しぶりの更新になってしまいました…^_^。皆さんお元気でいらっしゃるでしょうか。


今日は東日本大震災から10年目を迎えましたね。そうだった、3月はまだ寒いんだった…と毎年この日に思っています。急に日常がひっくり返った中での朝晩は、特に身体を冷やした事でしょうね。


今日も、とにかく生きていること。悲しみや悔しさに押し流されながらも、今ここに命あること…。それだけで本当にすごいことだと思います。


メディアなど含め私たちは、とかく10年というのを一区切りに考えてしまいますが、そこは本当にお一人おひとり違って当たり前でしょう。


誰とも比べず、それぞれのあゆみで、少しでも優しい春を迎えていられたらいいな…と祈るような気持ちです。

家族に発熱があったとき 〜もしもに備えて確認しておくこと〜

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△ようやくの夏空…しかし暑い〜☀️☀️!


暗いニュースが多いですが、皆さんお元気でらっしゃいますか〜^^?

チーはおかげさまで、減薬後も元気に過ごしています。ただ、自分で体調のバランスを取っているのか、家で静かに遊んでいることが多いです。外の暑さを警戒しているのかもしれませんね。

今年は本当に…今までとは全く違った夏になってしまいましたね。夏休みといえど、あまり遊びに出ていくこともなく、帰省もせず、大人しく過ごしています^^;。

さて、学校からの宿題の中に「毎日熱を測る」というものがあり、毎朝私も一緒に測っています。そこで、先日私の熱が37度ありました。すぐに下がったのですが、住んでいる地域でも連日感染者の数が増えています。

主人も電車通勤ですし、もしもの時の対応を確認しておいた方がいいな…と思い、地域の問い合わせセンターに聞いてみました。コロナの対応は日々変わっていくと思うのでシェアするほどの内容ではないですが、一応情報を共有しておきます(20年8月4日現在)。

私の住んでいる地域(愛知県)では、結論から言うと、何も策はありませんでしたー>_<!高齢者のいるご家庭も難病患者のいるご家庭もいわゆる普通のご家庭も…同じ連絡先ですし、もちろん検査が優先されることもありません。

今は陽性患者さんと濃厚接触された方の検査で手一杯だそうです。保健所の電話回線だけで対応している訳ですから無理もないですけどね…^^;。

もし本人や家族に発熱があっても、保健所に電話したところでどうしようもなく、かかりつけなどの病院で「PCR検査の必要あり」と判断してもらえれば、検査の紹介状?って言うのかしら?それを出してもらって、初めて検査の順番を待つ列にエントリーできる…といった具合です(そして順番はいつ回ってくるのか…笑?)。

 

しかも、調べてみると検査費用もバラバラ…。どこで受けられるのかもハッキリしないので、その時出された指示に従う形になるんでしょうね。

もし診断が下りても(まぁ当たり前ですが…)軽症なら入院させてもらえるわけもなく、自宅で各々での隔離療養になる可能性が非常に高いです。いや、隔離って言ったって…笑、うちのように狭い住宅事情で5人で暮らしていたら余った部屋もありませんし、どうしたって接触しますよねー。

なので、各自気をつけて…かからないでね?って感じでした。(参考にも何もならず、ごめんなさいね(笑))

政府のアプリも入れていますが、陽性者が同じアプリを使っていて尚且つ報告を入れてくれれば情報が入りますが、そうでなかったら知りようもありませんよね。これだけ広がっていたら、普通に気をつけていても、いつ自分や家族が発症してしまうかわかりません。

とりあえず、特別な策はない…と電話で確認が出来たので、発熱しても慌てずにかかりつけ医に相談することにします^^。この場合は定期検査の大学病院ではなく、近所の小児科(大人なら内科)に行くことになります。

チーの場合は持病のMGにどんな影響が出るのか全く未知数なのと、普段常飲している薬がどうなるのか分からないので、やっぱり他のきょうだいに比べると注意が必要です。

 

だからって、まぁどうにもならないんですけどね(笑)。かからないに越したことはない、ってことしか分かりませんでした。他の地域もそんなに変わんないのかしら。

賛否両論ありますが、私はもっと身近に検査が受けられたらいいのに…と思っています。もちろん検査件数が増えて陽性者が増えれば、皆さんを収容するのは無理でしょう。それは医療の崩壊に関わる問題かもしれませんし、自宅療養に関しても仕方ないと理解はできます。

 

ただ、発表される数が少なかったらそれで安心か?と聞かれれば、やっぱりそうではないでしょう。

もしかして?って不安を持ちながら仕事に出かけたり、学校に行ってしまったり…そんな人も多いと思うんです。疑心暗鬼にならないためにも陽性・陰性がはっきり分かった方が良くないかしら。帰省したり旅行したり、そういう時にも、もっと簡単に検査が受けられたら、胸を張って出かけられる、または、思い切って計画をストップさせられるのになぁ、と思ってしまいます。

海外のうまいやり方を真似っこ出来ないのかな?「これだから素人は!」って笑われちゃう?でも、世の中の大多数は素人なんだからさ、もうちょっと市井に生きてる人々が当たり前に感じる疑問について丁寧に答えて欲しいものですよね。

それぞれの正義があること 〜ご近所おじさんからのクレームについて〜

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△雨雲の狭間、夕景のひととき

 

またまた久しぶりの更新になってしまいました^^;。長雨が続いて、気持ちが落ち着きませんね>_<。全国的にもたくさんの被害が出ていて胸が痛みます。これ以上悲しむ人が増えませんように。

さて。こちらはコロナの自粛期間が明けた頃のお話。

6年生の息子がマンション内で「遊ぶな!」と怒鳴られたと帰ってきました。我が家は巨大なマンションで、子どもの数も結構います。 もちろんコロナの影響で遊んでいる子どもの数はぐっと減りましたが、緊急事態宣言が解除されたこともあり、うちの息子も含めてマンションの中庭に降りてきて遊ぶ子が出てきました。

それぞれソーシャルディスタンスは子どもなりに考えて、カードゲームは外の風が当たるところで、顔を近づけないでやる、くっつき過ぎない…など、工夫はしているようです。

私としては、これからの子どもの育ちを考えた時、自分たちがどうやってコロナと共生して行くか…。「コロナに子どもらしい学びや遊びを犠牲にされた!」…と卑屈にならず、伸び伸び生きる工夫をして行って欲しいところ。

うちのマンションの中庭は結構広くて、初めのコンセプトは「様々な年齢の人々が子育てしながら自由に遊べる空間」のようなイメージでした。しかし建ってからすでに19年目、子どもが巣立ったりして、静かな高齢者の世帯も増えてきたのでしょうね。時々、このようなクレームの話が出ています。

まぁ、そのような色々がありまして。子どもと話し合いました。

息子「俺たち、近くの公園にも子どもが多くて居場所ないし、マンションでも遊ぶな…って言われたらどこに行けばいいの?家でゲームばっかりするな、って大人達は言うのにさ」

私「ふむ。どんな言い方で怒られたの?」

息子「お前らのこと、400世帯以上がみんな迷惑してるんだ!ここで遊ぶな!だって」

私「おぉ、そりゃ大きく出たね…(笑)」

息子「じゃあ何するところなの?って聞いたらさ。「…休憩」だって。俺、休憩してる人見たことないんだけど。最近では俺たちのこと怒るために、すげぇ待ち伏せしてる」

私「待ち伏せ…笑?そっか。こないだ2軒隣のおばちゃんに会った時「うちの子どもがずっと家にいるから、そちらまでうるさくないですか?」って聞いたら「いやー、最近子どもの声が聞こえなくて、静かすぎて心配してたの」って言ってたよ。やっぱり音の感じ方は人それぞれなんだねー」

長女「待って。400世帯ってのはおじさん盛り過ぎだろ(笑)…。おばちゃんみたいな意見もあるし。でも、これはどっちかだけが正しいって話じゃないんだ」

私「ほぅ」

長女「だから、あんた達は、うるさく感じてる人もいる…ってことを理解して、そこは工夫して遊びな。奇声あげたり、大声で騒いだり、そういうのはなるべく気を付ける。ほんとはおじさんの方も、子どもが黙って静かにしていられないことを理解するべきなんだけど、大人は変わんの難しいからさ」

私「なるほどねー」

息子「でも、みんなが怒ってるって言ってくるんだけど」

長女「おじさんにとっては、自分の世界が「みんな」なんだよ」

私(お、これは名言出た…笑)

長女「あっちからしたら「うるさい子どもを黙らせる」のが正義で、あんた達からしたら「自分のマンションでくらい遊んだっていいじゃん」ってのが正義なの。それは永遠に混じり合わんし、どっちかだけが正しいって話じゃないんだ。あんた達は、コロナに気をつけて、音が気になる人もいるって理解しながら遊ぶなら、全然いいと思うよ私は」

私「うん。テレレーン♪…うるさいおじさんのスキルを手に入れた!…って、自分のレベルが上がったと思えばいいんじゃない?」

息子「俺、レベル上がったの…笑?」

私「いろんな人がいるって知るのは、レベルが上がったってことだよ!」

長女「おー、良かったじゃん!」

ここまで話していて、子ども達も大きくなったなーと思いながら、ふと自分の子どもの頃のことを思い出しました。

「子どもの声がうるさい!」…と、通学路でバケツに生ゴミと水を入れて待ってるおじさんいたなぁ、と。「やべぇ、今日◯◯のじいさんバケツ持ってる!」と通学路で噂が流れ、子ども達は走っておじさんの家の前を通っていました。それもワーワー騒いで走るので、その声でまた激怒して(笑)。

「おりゃーっ!!」と叫びながら、子どもの足元に向かってバケツの中身をぶちまけるのです。…よく考えたらすごいですよねー(今なら間違いなく通報ものですね…)

でも、そのおじさんに何かを損なわれた…という記憶はなく、ただの「いつも怒ってるヤバいじいさん」として、子ども達の中で認識されていました。それどころか、どれだけ素早くおじさんの水を避けたかの武勇伝まで出る始末…(笑)。大人とは見える世界が違っていることが当たり前で、少なくとも私は、大人に理解されることを期待していませんでした。

もし私が帰って「◯◯のじいさんに水かけられた!」と母に言っても「バカだね!そんなもんパーッと走って逃げなかんわ。早よ着替えや」…で終わった話でしょう(笑)。

良くも悪くも、細かいことを気にしたり、その子それぞれの育ち方がある…なんて思わないで、子どもは圧倒的にただの子ども扱いでしたよね^^;。今は親子の密着度が強いのもあって、どこかで自分の子どもが傷つけられた話を聞くと、過剰に反応しすぎちゃうのかもしれません。

でも、社会にはいろんな人がいて、子どもに対して友好的な人もいれば、むしろ憎しみを持って突っ込みどころを探している大人がいるのも確かです。もちろんそれは大人側の問題とも言えますが、その人にはその人なりの背景があるのでしょうし、全員ひっくるめて同じ社会に生きてる訳で…。それを思春期の長女はもう肌で感じているのですね。

もしこじれるようなら大人の出番かもしれないですが、どうしてもクレームの声は大きく聞こえてしまうもの。ただ、近所にいる人全員が友好的じゃなくても、社会は怖い場所じゃない…と知っておいてくれたら、と思います。

元気な高齢の方々に自粛してもらう難しさについて 〜平和的な方法を探してみた〜

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△近所を散歩して、小さなレンゲ畑を見つけました^ ^。

 

自粛生活が続いていますが、皆さまお元気でしょうか。

2ヶ月ほどの親子入院を経験した身からすると、これはかなり自由度の高い個室入院だと思ってはどうかと。お風呂もあるし食事も作れる!自分のベッドで手足を伸ばして眠れる!好きなテレビを観て多少大声で笑ってもよし。部屋の中なら動き回れる。

ちなみにこれらは入院中は全て難しいことでした(笑)。個室ならラッキーってなくらいで。大部屋ならさらに自由度は下がります!狭い我が家ですが、もしここが病院の個室なら、入れるのは相当なVIPですからねー^^。

そんなことはさておき…。
今回は親世代の外出を自粛させるにはどうしたらいいか…って内容です。

うちの実家の両親は70代。コロナに感染すると危険な年齢ですが、外を見ていても親世代やその上の方々も…結構元気に動き回っています。マスクの列に並んでいるのも、大型スーパーのレジに並んでいるのも…やっぱりご高齢の方をお見受けします。

はじめは(いくら休校にしたって、これじゃあ意味がないんじゃないの?)と思っていましたが、ちょっと立ち止まって、どうしてかな?と考えてみようと。

そういう我が家も実家の両親が近所のスポーツジムやお花見など、本人たち的には(ちょっとだけ)のお出かけを止めるのに、度々気まずくなってしまっていたようです。そんなご家庭、案外多いんじゃないかしら。

子ども世代から、「あんなに毎日報道されてるのにどうして分かんないの?」とか、「自分だけの問題じゃないんだよ!」とかの正論をぶつけられると、どうしても素直に聞けなくなってしまうのかもしれません。

ちょっと頑固なタイプの高齢の方に話す時、思春期の子どもを相手にしてると思ったらどうでしょう。あやつらは、とかく「偉ぶった正論」や「どうせあんたは聞かないでしょ?」といった決めつけに対して激しいアレルギー反応を示しますよね?

私達が「どうせ気楽な主婦には分からんだろうな!」と言われたらカチンと来るように「老人は全然わかってない」なんて、カテゴリーに一括りに入れられて気分の良い人はいないでしょう。

そんなことをつらつら考えつつ、私がやってみて結構手応えがあったのが「相談作戦」です。あいも変わらず名前が大袈裟ですが(笑)、至ってシンプル。「そんな時どうしたらいいんだろうね?」と聞くんです。

「お友達に相談されたんだけどね。お友達のご両親がコロナ騒動になってからも、元気に遊びに出ちゃうんだって。持病もあるから心配みたいなんだけど、家族がそのことを咎めると喧嘩になっちゃうらしくて。どう言ってあげたら心配な気持ちが伝わると思う?」と。

はじめは「そりゃ喧嘩になるわ!そんなもんそっとしといたったらいいんだわ。うるさいこと言われたら余計に出てくんだから」と言っていましたが、そうだよねー、そうだよなぁ、と相槌を打ちながら聞いていると、「不安なんだよ、ダメなこと分かってんだよ、きっと」との言葉が出てきました。

「不安だけど、考えようと思っても訳わからんし、まぁ老い先も短いし、どうでも良くなるんじゃないか」と。「わがままになって来るんだわなぁ、自分のことだけになって来るんだ」と言うので、「なるほど、そういうことかぁ。ピンとこないんだろうね」と答えると「自分一人がどうなったってどうってことないような気分になるんだわ」と。

「でもさぁ、もしものことがあった時、周りは「あぁ、うるさがられても、もっとちゃんと止めれば良かった!」って一生悔やむと思うんだよね。死に目にも会えないなんてさ、売り言葉に買い言葉で喧嘩してる場合じゃなかった…って」。

「でも、花見とかさ、プールとか、お茶とか、仲間に誘われるんだろうな。心配だと余計に遊んでたいんだわ、きっと」と言うので「元気な体があったらさ。来年「あぁ去年は大騒ぎして家にこもってオーバーだったなぁ!」って笑えるじゃん?でも周りに一人でも被害者が出たら、何年経っても笑って思い出すの難しいよね。来年の約束して元気にそれを果たせばいいよね」と返すと、「まぁそうだわなぁ…」と。

「それに、子どもや孫はもちろんだけど、そういう家族がいない人でも、関わったことのある人に何かしらの後悔を残しちゃうよ。自分だけかかればまだしも、自分は無症状で、止めてくれてた家族に熱が出始めたらさ、悔やんでも悔やみ切れないと思うしね。ちょっとの間、どうして我慢ができんかったんだろう…って。どうしても出かけなきゃならない場所じゃなかったのになぁ…って、きっと思うよ」 と辛抱強く話すと、だんだん気持ちが伝わったようです。

大事なのは相手を責めないこと、正論をぶつけないこと、どうしたらいいのかな?と相談する姿勢、です。他人の相談事としてアドバイスをする立場で聞いているので、自分を客観的に見つめることが出来るのでしょうね。

そうは言っても、一度だけでうまくいくわけではないでしょう。もぅ!こないだ言ったのになんで…!?と思うこともあるかもしれません。こればっかりは、いくら怒ってもしょうがないでしょうから、子どものしつけと同じかもしれないですね(笑)。

でも、なるべくなら怒ったり縛りつけたりするような方法じゃなくて、心配に思う気持ちや感情を言葉で伝えてあげた方がこじれなくて済むように思います。ただ、相手に対して優しい気持ちでいられるのは、こちら側にも余裕がなくてはいけませんが…(笑)。

コロナで一番怖いのは、社会の根底がブワーッと不安に包まれること。不安から来るイライラは何より怖い伝染病です。家庭内にイライラが蔓延しそうになったら、窓を開けてイライラを外に追い出してしまいましょう^^。イメージするだけでも空気が変わる…かもしれませんよー^^。

そうそう。うちではこういう時、結構子ども達に相談します。私の作戦?を話すと「あぁ、それなら最後まで冷静に話が聞けるかもね」と長女。「怒らないで聞いて欲しいよね、心配してるんだから…」と息子。「あの元気な人を家に置いとくのは難しいかもねー」とチー(笑)。

長女と相談して、彼女からのLINEでも思いを伝えました。「スポーツクラブでもコロナの感染が出てるから、心配だから行かないで欲しい。元気だったら、コロナが終わったら皆で海にも行けるし」と。「なるべく行かないようにするわ!」と元気なLINEが帰ってきました…とさ(いや、ここで怒ってはいけません…笑)。

孫たちは心配してるし、どんなことでも喧嘩をして欲しくはないんです。それを知っておいて欲しいなぁ、と思います。

皆さんからいただいたアイデアについて 〜コロナ対策のアイデア出し合ってみたら?〜

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△人気のない河原で走るだけでも楽しいね。


4/13(月)いただいたアイデアを追記しました!カラーで分けてあります。 

皆さん、こんにちは。

2日前に公開した

久々の妄想シリーズ 〜コロナ対策のアイデアを出し合ってみたら?〜 - はまねこ&チー MGぐるぐる日記

こちらのブログについて、FBと患者会のチャットでいただいたアイデアを発表します^^!愛のあるアイデア、ありがとうございましたー。もちろん、まだまだ募集中です。コメント欄でもFBでもいいので、よろしくお願いします。

雑談の中で出て来たものも合わせてこちらでまとめてみました。「これいいなぁー」とか、「もっとこうしたら実現しやすいかも?」のアイデアやご意見、また、「うちの地域ではすでにやっています」などの情報もいただけたら追記します。

学校の先生達って案外、自分達の経験して来た学校のやり方しかご存知ないかも知れません。地域の学区の規模の大きさや子どもの数など、みんな同じやり方では難しいと思います。

ここは開き直って柔軟に、シェアされた情報の中からいいところは積極的に真似してもらって、難局を乗り越えるためのヒントに少しでもなってくれたらいいな、と思います。

大切なのはお互いを応援する気持ちです!一緒に頑張っていきましょう〜✨

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【オンライン授業編】

これに関しては本当に要望が多くて、逆になぜやらないのかが疑問なくらいです(笑)。だって、病気で長期入院の子にとっても、不登校の子にとっても、新しい学ぶ形になるでしょう?今やらなくていつやるんでしょう??

市では大き過ぎるかな、区(2〜3学区?自分の学区だけでも…)ぐらいの小さなコミュニティでの「オンライン勉強会」があったら面白いですね。何かに詳しい子どもが先生になるようなものもあってもいいかも^^。

中古でもいいので、お子さん1人に1台Padを用意出来ないかしら。もちろん家にある方はいいとして、申請を出したら迅速に渡してあげられたらいいなぁ。

zoomなどを使った授業、本気でやろうと思えば出来るはず。先生達だって、授業ができないままでの何ヶ月かはとてもストレスなんじゃないかしら。単元一つずつでもクリアして行けたら、お互いのためにもいいと思います。

4時間くらいでいいんです。時間割を作って、出欠を取って、手を挙げたり、答えたり…そういう双方が参加出来る仕組みが出来たらいいな。

塾の講師や大学生などにも参加してもらって、特別授業など地域の先生になってもらうのもいいかもしれません🌸。
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・漫画など分かりやすい教材を使った「免疫学」や「身体の仕組み」(理科)
(コロナ感染に敏感になっている今、身体の仕組みなどを面白く理解できたら)

・マスクを手作りしてみよう!などの家庭科と感染予防を繋げた授業(家庭科、生活?)
(マスクの正しい付け方なども合わせて指導できたらいいですね)

・僕の私のお散歩報告、などの写真を使った映像発表(社会、生活?)
スマホなどで短い映像を撮って、感じたことや見つけたものを発表し合う

・色んな職業の人に映像で職業紹介をしてもらう(社会)
(今困っていることや助けられる方法も合わせて紹介してもいいかも…)

・何かのテーマで30分で絵を描いて発表(図工)
(自画像、動物や植物、窓からの景色とか?)

・地域の飲食店や給食で残った食材を使って料理してみよう(社会、家庭科、生活?)購入する所からやってみるといいですね。
(給食がなくなるとどういうことが起こるのか、社会の授業にもなりますね)

・メディアとの付き合い方、情報を鵜呑みにしないで考える方法など、ネット社会での情報リテラシーの授業
(これは誰かプロにやって欲しい…笑)

オンライン授業、自然災害が多い所なんだから、一気に開拓すべき!
今の時点でオンライン授業に参加出来る子は自宅で参加。
環境が整っていない子(又は兄弟がいる家庭等)は、出校で授業という並行授業。
Youtubeで授業配信。技術的な事は、どこかの企業に協力してもらう。


・子ども達に配布するパッドを国産の端末を至急、増産要請。
今こそ国内の企業で可能な限り、賄うべきだと思う。
ノウハウがない訳ではないでしょうから、今こそ、モノづくりで元気になるべき!


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【給食編】

こちらはチーの患者会で給食について出し合ったアイデアです。チャット会議のようなライブ感覚で、活発なご意見いただきました〜😊。 皆さん、ご協力ありがとうございます! また、FBやLINEでもご意見、アイデアいただきました。ありがとうございます!
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・加配のボランティアをつけて、大人が配膳
(とにかく子どもに配膳をさせない工夫を…)

・校内の消毒を先生以外に任せられるように
(階段や土間、遊具など…消毒専門のボランティア?雇用してもいいかも…)

・保護者や地域の人に交代で協力を頼めないか
(給食の時の手伝い、消毒や手洗いの手伝い)

・新しい雇用を作ってはどうか
(完全なるボランティアでなく、有償にならないか)

・廊下に長机を置いて、大人が配膳
(教室内の混雑緩和)

・お弁当箱型の食器はどうか
(詰めておけたらいいのですが…)

・心配な間はお弁当持参
(準備できない人は月額で仕出し弁当などで対応できないか)

・給食は、仕出し形式に(ホテルとか、旅館とかからノウハウもらえない?)

配るのはバス会社も大変だろうから、地域のバス会社を利用するのはどうかしら?


・蓋付きのお弁当で配る。 困ってる飲食店さんなどに、 3クラス分づつ位の量を作って貰って、お弁当の形で届けてもらう。クラス毎にメニューが変わってしまうけど、
(1日目、 1.2.3組がA店、4.5.6組がB店)
(2日目、 1.2.3組がB店、4.5.6組がA店)というように…
メニューは予算内で各店お店の特色活かして自由にしてOK
材料は給食用の食材を給食センターへ取りに行く。
子どもが地域の色んなお店の味も知れて、 親にも伝われば、 コロナ終息後に家族で食べに行く事も出来るかも…


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【その他】

・運動場や、校外での青空教室!学年やクラスで分けて、週に1度だけでも外で自由参加の授業があってもいいかも。
(呼吸法や気功など、ウィルスにかかりにくいからだのための授業を体育に取り入れては?)
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学校に出入りする時、安心してボランティアや加配の方に入ってもらうためには、PCR検査がもっと身近に受けられないと困りますね>_<。自覚がないままの感染者がいる…というのが、今回のウイルスで一番厄介なところだと思います。

そこをしっかり確認出来たら、もっと自分がどう振る舞うか(完全に自宅に篭って子どもとも別室にするなど)理解できるし、ボランティアなどで手伝ってあげる際にも安心できます。

オンライン授業でも、給食でも、どこかモデルケースとして上手に運営してノウハウを広く公開してくれたらいいですよね。

知識のある方、ノウハウをご教授いただける方、どうか地域の子ども達、先生達を助けてください。これは後年、歴史の教科書に載る大事件です。どうやって乗り越えたかを、子ども達と一緒に考えられたなら、きっと彼らの将来に役立つはずです。

引き続きご協力よろしくお願いしまーす^^。

久々の妄想シリーズ 〜コロナ対策のアイデアを出し合ってみたら?〜

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△お天気の良い日は毎朝の散歩が日課になりました。運動不足も深刻です…^^;

いよいよ緊急事態宣言が出て(いや、これ遅くない?!って噂も…笑)、緊張も高まってきましたね。 皆さん、お疲れが出ていませんか?

私も思い切って仕事のお休みをもらい、うちは皆元気に過ごしています。仕事を休んだら、思いの外子どもが喜んだので、まぁ収入は減って大変(食費はうなぎ上り…)ですが、これで良かったかな。おかげで朝の散歩をゆっくり出来るようになりました^^。

さて、今日はチーの新担任の先生と面談してきました。ニイニの4年生の時の先生で、とってもお世話になったのでよく覚えています^^。

まずはチーの今の症状の説明。ありがたいことに今は薬で抑えられているので、日常生活の心配はさほどしていません。ベテランの先生でいらっしゃるので、具体的にどうして欲しいか(皆にオープンにするか、症状が出てきた時にどのように接するか、など)詳しく詰めてきました。

それより、今はコロナの話題です。新学期は休校になりましたが、それが明けて始まる時にどんな対応を求めるかの話が主でした。

ただ、今は全て手探り状態。名古屋は休校が決まったのも遅かったですし…患者会のママ達もスマホにかじりついて、各地の休校情報を出し合っていました。

今日先生と話し合ってみて、つくづく思ったこと。

学校だって何も分からなくて、先生達だって困ってる。上からの指示だけ待ってても、もう現場が回らない…。想像してみてください。こんな分かりづらいウイルス、今までなかったわけで、何もかも初めてのことです。

学校を始めるなら、感染対策をどうするのか、給食はどうやって配膳する?休校なら、その間の授業の遅れをどうやって取り戻す?考えなきゃならないことは山積みです。

それなら色んなジャンルの人(教育関係の人、感染症のプロ、通信教育のプロ、パパやママ達、働く皆さん)皆でアイデアを出し合って、学校が始まる時に安心するための情報をシェアして行けたらいいんじゃないかしら?

…というわけで、前置きが長くなりましたが、今日は妄想シリーズの番外編です。出来るかどうかは二の次にして、愛のある楽しいアイデア募集です。人の意見に反対するのは、ここではナシにします。

誰かが見た時にいいヒントになるような企画を目指します。 こんな支援あったらいいな、こういう風に対応してもらえたらありがたいな、うちの地域ではこうしてるよ、そんな、子ども達と先生達、どちらにもプラスに働くアイデアを大募集します。

こちらのコメント欄かFBに意見いただけたら、ブログの方にも追記します。柔軟で愛のあるアイデア待っています!!

まず、私が考えたこと。
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・各自除菌スプレー持参。
(スプレーに群がるのを防ぐため)

・給食中止してお弁当持参。
(感染予防)

・給食中止で余った食材をシェアして買えるようにして欲しい。
(農家さんが困らないような措置を考えたい)

・給食スタートするなら、配膳をどうするかなど、感染症のプロが学校に指導に行って欲しい。加配の先生をつけられないか?…人員不足で難しいそう。
(先生と話しても答え出ず…でした)

・偶数年、奇数年、などで授業時間をずらして、運動場が混雑するのを防ぐ (ただチャイムがややこしいですね…)

・休校する子のためにオンライン授業をして欲しい
(学校の黒板が見えるようにパッドを固定して配信できない?) ——————————————————
こういう時、とかく、皆がPCやパッドを持っている訳じゃない…とか言いますが、中古でもいいから配ってあげたらどうかしら。マスクよりずっと役に立つと思いますが。リースでもいいですよね。

ここから先は、学校を離れて生活の支援です。
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・公共料金などのライフラインをコロナ終息まで無料化。
(収入がなくても最低限生きることが出来るため)

Wi-Fi無料化。
(情報収集や子どもの勉強など、Wi-Fi必須です)

・お米の配給。
(10kg買ってもすぐ無くなります!給食中止で残ったお米など、ちゃんとした値段で国が農家さんから購入して、安く売ってくれないかしら…)

・もっと手軽にPCR検査!
(とにかく陽性か陰性か、すぐに分かるようにして欲しい。全世帯受けてもいいくらいじゃないかしら。それに帰省や移動する前に必ず受けさせてあげたら、安心できると思うんだけど…)

・働かざるを得ない人に、メンタルのケア。

・休む人に給与保障。
ライフライン無料にして6割でもいいから)

・飲食店・サービス店などを休業させて給与を補償。
(店の賃料無料。給与6割負担)

・オンライン受診&処方箋出し。薬の準備が出来たら連絡。 ——————————————————

皆さん、愛あるアイデア待っていまーす!

※これまでの妄想記事はこちら

hamaneko13.hatenablog.com

もしチーがコロナにかかったら〜小児MG担当医の見解〜

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△休校の暇時間にアイロンビーズ大活躍!久しぶりに単色買いをしました(笑)。

 

皆さん、今年は大変な春になりましたね><。年明けにはまさかここまで大きな騒ぎになるとは思いもしませんでした。

自粛ムードでお疲れが溜まっていないといいのですが…


突然、分からない病に倒れてしまった方々と周りのご家族の不安を思うと胸が痛みます。今この瞬間にも、なんとか突破口を見つけようと研究されてる先生方、治療に当たる医療従事者や感染予防の専門家、たくさんの方が動いてらっしゃると思います。

一刻も早く収束の道筋が見えて来ますように。

さて、小児MGは久しぶりの記事ですね(笑)。

先日、コロナについてチーの診察の際に先生に伺って来たので(あくまで担当の先生の見解ですが…)シェアさせていただきます

断っておきますが、まだコロナに関しての治療薬が確立されていないため、発症時にどんな症状が出てどんな治療が有効か、共通のガイドラインがない状態での見解です。そのため、2020年3月29日の現在から、今後は対応が変わってくることも考えられることをご了承ください。


まず今の時点で言われたのが、「病歴の長いお子さんは比較的、感染症についての予防が親子共に日常から身についています。手洗いやうがいの習慣がないお子さんに比べると、そういう意味では感染のリスクが高い訳ではありません」とのこと。

確かに…チーの帰宅後の手洗い、言われなくても毎日完璧にやれています(笑)。

ただ、感染の人数がここまで来ると、かかった時の対応を確認しておかなくてはなりません。その時に体調も良くていつも感染に気を付けている人もかかるなら、もうその時は社会でのパンデミックが起きた状態と言えるでしょう、と説明されました。

先生曰く

①まずコロナが疑われた時点で、地域の保健センターの特設番号に電話。

②病名と飲んでいる薬を伝えて指示を仰ぐ。

③出た症状によっての対処療法になると思われるので、担当医に治療方針を出してもらう。

※この際、プレドニンステロイド)は炎症の治療にも使われるので、むしろ一時的に増やされる可能性もあるそうです。逆にプログラフは血中濃度を測りながらの調整が必要になるかも、とのことでした。

慌てていつもの病院に向かうより、先に専門ダイヤルで指示を仰いでください。何しろコロナかどうかの検査が出来ない病院が多いので、患者さんが右往左往することになってしまいます。…だそうです。

なるほど。今後かかる時期にもよるかもしれませんが、コロナだけは特例として、その時の専門医(そんな人いるのかしら…笑?)に指示を仰いで治療の必要があるという理解をしました。

もちろんかからないに越したことはないのですが、もしもの時のシミュレーションをそれぞれが少しでもやっておくといいと思います。

怖がり過ぎず、普段通りにキッチリとした感染対策を取りつつ、かかってしまったら冷静に…といったところでしょうか。

夏休みの解放感もなく、こんなに子どもが身近にまとわりついている特殊な環境…(苦笑)。世のママ達の苦労と閉塞感は大変なものでしょう。

でも、SNS含むメディアとの付き合い方や周りへの配慮、誰かの苦労や痛みを想像すること、そういうことを一緒に考えるいい機会だとも思うのです。子ども達は本当によく見ています。

あの春は大変だったね〜なんて、早く思い出になったらいいですね。来年はのんびりお花見出来ます様に。

それまで皆さん、一緒に頑張りましょう!

9年目の3.11に思うこと 〜みんなにとっての3月〜

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△今日は晴れ渡った空でした^_^。

 

今年はコロナの大騒動の中で迎えた3月11日ですね。

それぞれの3月…、急にこんな騒ぎになって卒業式やお別れ会などが出来なくなった方もいらっしゃるでしょうね。

うちの地域でも一旦は中止かも?となった中学校の卒業式、時間は縮小されましたが開催してもらえてありがたかったです。

そして、つくづく思いました。どこにぶつけたらいいのかわからない気持ち…、誰のことも責められない、大きな力にねじ伏せられる悔しさ。

全く比べるべくもないのですが、当たり前だった日常が急に送られなくった心許なさ、いつ普通の日々に戻れるのか予測できない状況、3月という、一年の中でも特別な季節に唐突に別れを余儀なくされた子ども達。

みんな元気にしていても、帰る家が無事でも、誰も亡くなっていなくても、こんなに閉塞感があるのです。こんなに困ってしまうのです。パッドもPCもスマホも持たずに…騒いではいけない環境の中で、子ども達や周りの親たち、一体どうしてたのかなぁ…と。

こんなことで思い知るなんて…本当に皮肉だとは思いますが、春に起こった災害について、いつもと違ったリアルな想像がありました。どこで迎える春でも、皆さんにとってこの春が思い出深いものになりますように。

ピンチの時にもお互いが思い合って、助け合っていけますように。

お勉強について思うこと 〜変わり者だった私の思春期〜

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コロナウイルスで大騒ぎの中、卒業式でした。開催してもらえてありがたいことです。

 

なんて久しぶりなんでしょう!この春は本当に忙しくて、なかなかプライベートでPCに向かえませんでした…。皆さんお元気でしたか^^?


さて、今回はお勉強ついて、私の生い立ち(大したことないのですが)を。この春娘が高校受験だったこともあり、自分の思春期の頃のことを思い出す機会も多かったのです。そんな中、中学で早々に勉強からドロップアウトした私の話をすると、周りのママから「子どもが勉強出来なくても大丈夫な気がしてきた」とよく言われました。


幼い頃から「自分はマイノリティである」…という自覚がしっかりあった私ですが(もちろんその事実を受け入れるまでは孤独な日々もありました)、ここに来てその自覚があったことで楽に生きてこられたなぁ、と思っています。


小学校の頃は、学校で授業を受ける→時々テストを受ける、という流れについてそれほど困難ではありませんでした。それが中学に入学すると初めのテストは確か60番くらいでまぁまぁ良かったのですが、2度目のテストで100番以上成績が落ちました。どちらも全く勉強しないで臨んだので、自分としてはなんとも思っていなかったのですが、母親に死ぬほど怒られました(笑)。


こちらのブログで何度か登場しているので、知っている方もいらっしゃると思いますが、私の母は完全沸騰型です。個票(成績表)にサインと親の一言がいる、と言うと「そんなクソひどい成績表見たくもねぇ!見たくもねぇ…って書いとけ!」と怒鳴られてサインをもらえなかったので、仕方なく大人っぽい字で「成績がひどくて見たくもありません」と書いて印鑑を押したら、流石にこれは…と思ったようで、私の書く欄に子どもっぽい字で母が「次は頑張りまーす!」と書いていました(笑)。


その2度目のテストでは先生にも呼び出され指導されました。周りを見ると、みんなはこんなに環境が激変したのに全然困ったようにも見えず、粛々と授業を受けています。私は「なんだろ、この違和感は?これは勉強に向いてないかもしれないぞ。他に生きる道を探さないと…」と勉強することをキッパリとやめてしまったのです。


小さな頃からイメージ画像のようなものが時々見えるのですが、そこではスタート合図が「パン!」となって、皆が一斉にトラックを走り出したイメージが見えました。ぐるぐるぐるぐる…中学校、高校、大学、就職…みんな一体どこまで走るんだろう?と思ったら怖くなってしまって。


そのグラウンドから(ここは自分の場所じゃない…)とそうっと出てしまったイメージです(笑)。当時学年は380人くらいでしたが、どんどん落っこちた私は370番くらいで、あとはみんなお友達のヤンキーさん達。お友達はヤンキーさんでしたが、全然私は見た目も中身もそうではなく、関係性も上でも下でもなく、タバコもお酒も家出も、もちろんパシリも?勧められたことはありません。


溜まり場の部屋でギターを弾いたり、人生ゲームをしたり…タバコは吸いながらでしたら、案外かわいいものでした。私がタバコを吸わないのは周知の事実だったので、遠くに灰皿を置いてくれていました^^。親になって当時を振り返ると、かなり制服はタバコ臭かったと思います。でもうちの両親から友人についてとやかく言われることはありませんでした。家での私の態度や見た目が全く変わらなかったからかもしれませんね。


社会人になってから、父に「あの頃はどうやって子どもを信じたらいいのか悩んだ…」と告白され、そうだっただろうなぁ、よく信じてくれたよなぁ、とありがたく思いました。バイクの集会に誘われることも一度もありませんでしたが、親友はレディースの総長でしたしね…(笑)。


学校では、成績がひどいのはヤンキーさん達とつるんでるからかと、先生に何度も呼び出され問い詰められましたが、質問が的を得てないのでこちらも答えようがなく…(笑)。「見た目はヤンキーじゃないけど、友人はヤンキー多数。学校も休まないし授業も真面目に出てるけど、上の空。成績がひどいだけで友人関係にも問題なし」という、どうやって扱ったらいいのか、本当に困っちゃう生徒だったのです。


そんなこんなで、授業中はほとんど、国語の教科書や各学科の資料集などの活字を読み込んでいるか、パラパラ漫画などを書いているか。窓際ならラッキーで、延々と空を眺めていました。教科書も持ち帰らず、ノートは全教科で一冊だけ。自分が気になったところをランダムにメモしていました。


 

皆の邪魔をする気はさらさらなく、一生懸命やれる人たちのことは尊敬していたので、先生に注意されて授業が中断するような寝たりもせず、まぁ思春期なりに今よりは尖ってはいましたが、ただただ静かに時間を過ごしていたのです。


さて、そのようにしてお勉強からドロップアウトしてしまった私ですが、将来について普通に勉強をこなせる人より100倍考える必要があることは重々に承知していました。こんなに興味が持てないままで普通科に行って大学に行く…なんて道を選んだら、勉強に申し訳ない、もっとやるべき人がやった方がいいはずだ!…と思っていたので、早めに手に職をつけなくては…と考えていました。


ただ、かれこれ30年以上前の話なので、今のような情報もなく、学校を選ぶにも職員室や教室の隅に置いてある「学校紹介パンフレット」のようなものをパラパラめくるか、図書館に行くしかありませんでした。


商業科について「商」という字のイメージから、商売について教えてくれる学校だと勘違いしていて、先生に聞いたらそういうんじゃない…と言われてびっくり!何より、私自身の偏差値も内申も相当にひどいものだったので、そもそも選べる高校自体が少なくて(笑)。


そんな八方塞がりの中、皆が大体志望校を絞り込み始める3年生の夏頃になって、一度美術で褒められただけ(絵が上手い訳でも美術の成績が良い訳でもなかった…)で、デザイン科に行ってみようか、と思い立ったのです。担任の先生に話したら、「よし!じゃあ美術の先生に頼んでやるから、デッサンを見てもらえ!」と大急ぎで手配をしてくれて、箱の一つからデッサンを勉強させてもらいました。


自分で体験入学も希望書を出して体験しに行き、ここなら勉強以外のことが学べそうだ…とやっと進路を決めたのです。受かってもいないのにすごく晴れやかな気持ちでした。親には全て事後報告…でしたが、反対された記憶はありません。曲がりなりにも道を決めたことでホッとしたのかもしれませんね。


担任の先生は「寝て吐く唾(つばき)※寝転んで吐いた唾は自分の顔に落ちてくる…つまり、人に害を与えようとして、かえって自分に災いを招くことのたとえ」が口癖の、あまり合わないタイプの先生でしたが、相当な変わり者だった私の進路については頭を悩ませてくださっていたのですね^^;。


夏に全くゼロから(鉛筆の削り方、持ち方、線の描き方からです)デッサンを始めて、1点ずつアイテムを増やして描き続けました。高校受験の時にはデッサンのテストがあって、トイレットペーパーとトイレスリッパを渡されて、自分で構図を決めて描く…という課題でした。


先生達のフォローのおかげで無事に合格し、専門性の高い高校に通うことが出来ました。高校から道を選んで来た生徒しか通っていないので、皆結構個性的で、大人で、とても居心地の良い学校生活でした。相変わらず勉強の方はひどい成績でしたが、実技の方でなんとか進級していました(笑)。


デザイン、というほど大したものではないですが、一応、手に職…と言える仕事にもついて、おかげさまで好きなことをして暮らして来ました。本を読むのが大好きだったので、社会や国語の成績はさほどひどくもなく、そこがあったら社会性としてなんとかやっていけたりするものなんです^^。


今でも、勉強しなかったことに後悔はありません。そもそも、人と自分を比べる…ということを小さな頃に諦めていたので、そういう性質が大きいのかもしれないですね。ただ、勉強して分かった時に脳の中の何かがキラーン✨と光る…と聞いたことがあって、それはちょっとうらやましかったです。私の脳もキラーン✨ってさせてあげたらどうなってたかなぁって。


あの頃、自分自身に課したのは「人のせいにしないで生きる」…ただこれだけです。勉強をしないと決めたのは自分で、そう決めたからにはどうにか前を向いてやって行く、そのための努力をすること。


ちなみに、今も同じモットーで生きています(笑)。でも、これはあくまで私の話であって、子ども達はまた別の生き物。どうやって向き合うかはそれぞれ違うと思うので、その都度どうしていきたいか話し合いたいです。もし自分が勉強をしないで辛い思いや悔しい気持ちをたくさん持っていたら、勉強はしておくべきだ!…と強く勧めるかもしれないけど、それがコンプレックスでもないし、案外幸せに来てしまったのでね^^;。


でも、勉強が好き、こういうことを学びたい!…って強い気持ちをぶつけられたら、感動しちゃうなぁ、きっと。勉強することは決して無駄にはならないだろうし、それに向き合う気の持ちようは色んな場面で自分を助けてくれるだろうと思います。私が選ばなかった道ですが、子どもが行きたいなら、その世界についてよく知っている人にたくさん助けてもらうつもりです(笑)。


先日、中学を卒業する時に長女から手紙をもらい、そこに「ママの子じゃなかったら、こんなにポジティブに生きていられなかったです」と書いてあって、私と違って真面目に勉強に向き合うタイプ(それなのに成績が悪くて可哀想なんです…)の娘にとって、家では成績ではかられなかったことに救われた、と言われました。


何が転んで誰を救うか分からないものですね。思春期の頃の自分もきっと笑うと思います^^。どうやって子どもの受験と向き合ったか、これはまた別の機会に。(私の勉強に対するスタンスが緩すぎで、受験生だった長女の周りの友達にはちょっとした有名人だったようです…)

ニイニのお勉強ぐるぐる 〜グレーゾーン5年生、どう頑張る?〜

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△オレはあいつ、好きだぞ…の茶々丸

 

とても久しぶりの更新になりました。急に寒くなりましたが皆さんお元気でしょうか。

 

チーはこの季節はやっぱりちょっと全体的にパワーがダウンします。フワーッとしたまぶたの厚みがあるので、久々に鍼灸院に通い始めました。


今までの経験上、この季節の不調がもたらす再燃は結構長引いて厄介なのです…^^;。


本格的な下垂が始まる前の予防として、しばらくは週2回頑張って通おうと思います!そして、月1度の定期検診での減薬も念のため見送りました…>_<。焦らず、焦らず、と言い聞かせています。


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さて、話変わって。今日はグレーゾーンだと診断されている5年生の息子のお勉強について考えてみます。


…と言うのも、算数と漢字の壊滅的な理解度について色々と考えざるを得ない状況もあり、発達指導の先生と面談を繰り返しているんです。


その昔、私が遠くに捨て去った「お勉強」!!今になってここまで真剣に向き合うことになるとは〜(笑)!置いてきた宿題にもう一度取り組むような気持ち?…本当に人生って興味深いです〜。


前置きが長くなりましたが、この記事で全国の子どものお勉強について悩んでいる保護者の皆さんの気持ちが少し楽になればいいな、と思います。


以前こちらの記事でwisc4を受けたことを書きました。

 

ニイニがwiscを受けたこと 〜自分の取説を持つ、ということ〜 - はまねこ&チー MGぐるぐる日記


ここで書いている通り、息子は脳のワーキングメモリーの数値が低いので、教えてもらったことをその場で「理解」までは出来ても、「覚えて→応用」が難しいです。


でも皆さん、思い出してください。勉強って「覚えて応用」の連続ですよねぇ(笑)。残念ながらその場で分かっても、テストで覚えていなかったら仕方ないんです。


そこで、発達の先生からのアドバイス


・出来ない問題の「どの部分から難しくなったか」を一緒に考える。


うちの場合は、文章題になった時「何を聞かれているか」を理解するのが難しいので、出てくる数字と「合わせて」とか「残りは」というキーワードに赤鉛筆で丸をつける。


どうも、文章題が4行くらいある…ただそれだけでうんざりしていたようです(笑)。「やってみる→やったら出来た」の成功体験の反復が大切だと説明を受けました。


そもそも一斉授業では理解が難しいので、学校で一度で出来なくてもそこまで心配しなくていいそうです。家でゆっくり復習して理解することで安心するとのこと。


また、感覚理解の方がしやすいので、簡単に絵や図を描いてみる(それに集中してしまう可能性大なので、あくまで適当に…笑)のも効果があるそうです。


・1単元だけでも、自分で理解したという実感を得る。


分数・少数・平均など、教科書を見ると単元に分かれています。その中でまだ理解出来そうと思える単元に絞って勉強して、ここは完全に分かった!…と自信を持つ。


子どもによって、文章題になると難しいけど計算だけは得意な子、平均などの意味を理解するのは得意な子、などそれぞれだそうです。


うちの場合は、人文字の単元に興味を示したので、自分の名前や家族の名前など、いろんな文字で考えてみたりして楽しみました。そこは自信を持って出来たと思います。


大きく「この子は算数が出来ない」と括ってしまうと、科目自体に苦手意識がついてしまいます。お、ここは出来るんだね、ここは少し難しいんだ、なるほどねぇ…と一緒に理解する姿勢を持ってあげたら救われるんじゃないかしら。


・復習より予習


これも先生に教えてもらって「なるほど〜」と感心したのですが、明日やるページを一緒に読んで、内容について話すだけで効果があるそうです。次の日にページを開いた時に「あ、これ知ってる!ママと見た!」と思えるだけでスタート時点で遅れないで済むとのこと。これはたった5分でいいそうですよ!


そういった意味で、勉強に自信のない子ほど、予習をしておくことが大切だと説明されました。


・嫌にならない方法を考える


うちのような特性を持っていると、当然ですが、出来ないことの方が多いです。テストの点数だけを見てしまうと「何やってるの?!ふざけてるの?」と怒れてしまう方もいると思います。


ただ、考えてみてください。分からないテストを受けているのも、ひどい点数もらって帰ってくるのも、本人です。先生から、親から、怒られても怒られても、分かんないものは分かんないわけで…(笑)。勉強に向き合う度に怒られてばかりだったら、それは本当に苦痛な時間になると思います。


なのでまずは「怒っても仕方ない」…ここをしっかりと理解することが必要です。そうじゃなくても、こういう子どもは怒られ怒られ生きているんですからね〜(笑)。


その上で、短い時間で少しの問題を一緒に解く…。今のところ、これが一番息子の嫌にならない方法です。


それぞれのやり方で、嫌にならない方法を工夫しながら、出来ない日があってもストイックになり過ぎず。まずは親がイライラしないで済む方法を取ること。

 

・問題児になっていかないために…


ふざけて見えますが(いや、当然ふざけてる時もありますが…笑)、本当は困っている事も多いそうです。授業が分からな過ぎる時、言葉のシャワーが滝のように降ってきて、自分の力では全くキャッチ出来なくなるイメージだと説明されました。


そんな場所にずっといると、授業に参加ができなくなり、他の方法で存在をアピールし始める子も多いそう。立ち歩いたり、落書きをしたり、人にちょっかいを出したり‥。みんなが笑ってくれたら嬉しくなっていつまでもふざけてしまったり、とにかく「勉強」以外の方法で目立とうとしてしまう。


そうなると、自分で悪気のないまま授業を妨害してしまい、知らないうちに問題児になっていく典型的なパターンに。…思い当たる子がいるとなんだか悲しいですよね。


うちの息子は「あれだけ授業が分かってないのに、誰の邪魔もせず授業に参加しているなんて、本当に偉いと思いますよ」と褒められました(?)。


結局、何が大切かといえば「成績を上げる」ことではなく、分からないでいても腐らず人と比べず卑屈にならず、学校生活を続けていくメンタルの強さだと説明されました。


それには、順位や点数を付けられ続ける学校生活の中で、いかに自分を「どうせ出来ない、ダメ人間」…と思わないでいられるか。


授業の理解が早く、点数を上手に取れるお子さんなら、褒められる機会も多いでしょう。(どうせ自分なんて)…と思わずに生きるのも、それほど難しくないかもしれません。


ただ、うちのように点数が取れなくて忘れ物の多いタイプは、必然的に怒られる機会の方が多いわけです。スイスイ出来る子の何倍もメンタルを健全に保てないと、闇に落ちる穴ぼこはそこらじゅうにポッカリ開いてる状態です(笑)。危ない、危ない…


お勉強に苦労しているお子さん。言っても言っても出来ない…とイライラしている親御さん。


どうか、お子さんの成長を長い目で見て「何が難しくて何をしてる時が楽しいか」に一緒に向き合ってあげてください。一般的なものさしを一旦置いて、明るい未来をイメージしてください。


そうすれば、その先に待つ社会での自分の可能性にワクワク出来るようになると思います。


うちではいつも「働くって楽しいぞー!好きなこと仕事に出来たらいいよねー」と話しています。また、チーの病気の患者会などで、魅力的な大人の男の人に会う機会があれば、ありがたく参加させてもらっています。

 

社会は理解してくれないつまらない場所ではない、そう思わせるのは大人達の責任でもありますね!


ちなみに今年長女は受験生😅💧。模試のひとつも受けたことのない私がどう向き合ってるんだか…(笑)。その話もまた今度…

思春期とニュースを観る 〜どう感じるかはうちらに任せて欲しい!と言われたこと〜

 

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△すっかり秋空…美しいです!

 

ものすごく久しぶりの投稿になってしまいました。

 

みなさん、今年の夏は暑かったり寒かったり…次々に来る台風に心休まらず、忙しい季節でしたね。お元気でしたでしょうか。

 

おかげさまで、チーは12.5mgに減らしてもらって、そのままキープしています。もう少し減ってくると体も楽になると思うのですが、ここは焦らず焦らず…。

 

さて、今日はこのブログでは珍しい長女のお話。

 

ただいま中学3年生、受験生まっただ中^^;。進路だ、テストだ、最後の部活だ〜と、何かと慌しい時期になっています。自分の頃とオーバーラップしたり、しょっぱい経験を思い出したり、思春期と暮らすことで、子育ての新しい面白さを日々感じています。

 

そんな中。ニュースを一緒に観ていて、興味深いやり取りがありました。それは「あいちトリエンナーレ」の展示中止・再開・交付金取りやめか?の一連のドタバタについて。

 

初め、長女の学校でも「あいちトリエンナーレ」に鑑賞に行き、感想文を書く…という夏の課題が出ていたのです。

 

(それそのものについては、触ると危険な話題なので^^;ここは割愛します)

 

それが、ある日理由はハッキリ分からないまま「あの課題はなし!」と言われ、「行ってはいけない」となり、「もう行ってしまった人はいないよな?」と「先生たち、まじで探してた…」と(笑)。

 

先生方も何かを忖度していたのかもしれませんし、教育の場においてああいう問題?の起こった展示を見せてはならない、と御達しがあったのかもしれません。

 

ただ、いろんな考えの人がいることや、戦争というのは埋まらない溝を生んでしまうこと、誰かの正義が誰かを傷つけているかもしれないこと、あえて表現することの意味やそれに強固に反対する人の心理、そういうことを健全にディスカッションする場に出来なかったのをママは残念に思う、と話しました。

 

長女はしばらく考えたのち、「あのさ、それ観てどう感じるかはうちらに任せて欲しいんだけど!別に課題だから、行きたくて行こうと思ってた訳じゃないけどさ、行けって言ったり急に行くなって言ったり…勝手に決めて何なの?って感じ。そこがムカつく」と言いました。

 

その言葉を聞いて「そうだよね!そっか、ママもそこにモヤモヤしてたんだ!」。

 

私が一連のゴタゴタに感じていた違和感にヒントをもらったような気がしました。

 

歴史はどこから光を当てるかで、正義も悪も変わるでしょう。自分の思っていることや信じていることを声高に叫んで、考えの違う相手を打ち負かすようなやり方を子どもに見せるべきじゃないよなぁ、と。

 

思春期の無責任でトンがった正義感や、大人や社会に対しての怒りって、確かに世間知らずだから思えたことだけれど、それこそが若さの特権でしょう?

 

自分だって歳を重ねたことで、大人にもいろんな思いがあったんだ…と知ったり、うわぁ何も知らずに恥ずかしかったなぁ!と赤面したり、そうやってちょっとずつ許せることが増えてきたものです。

 

SNSやネットニュースで、自分が知りたい情報だけをつまみ食いできるこの頃です。そんな時代に生きる思春期の子どもたちにとって、生身で体験する感動や熱量、逆の感情の違和感やモヤっとする気持ち…それだって大切なはずです。

 

周りの大人が出来ることって、思春期の生意気な子どもの周りに勝手に円を書いて、この中で考えとけ、どうせ世間のことなんて何にも知らないんだからさ!ってすることじゃなくて、どうして違和感を持ったのかな?何が引っかかるんだろう?どうしたら良かった?…と一緒に考えることだと思います。

 

家庭内でお互いに自分のスマホで好きなニュースを追うんじゃなくて、一緒にニュースを観て感じたことを話すのって案外大切な時間です。くれぐれも大人が教える場所じゃないですよ、あくまで聞き役でお願いします^_^。

 

そしてもう一つ。考えの違う相手(それが犯罪を犯した方でも)を馬鹿にしないように!言葉にすると簡単ですが…案外大人って誰かの悪口言ってますよねー。子ども、そういうのすごくよく見ていますよ(笑)!

 

先生や誰かのお家のこと、テレビに映った芸能人のこと、嫌いな人・合わない人がいるのは当たり前ですが、言葉は言霊…使用には注意が必要です!

 

裏表ない人、本音を言う人…ってまるで正直者みたいで聞こえはいいかもしれないけど、「思ったことすぐに口にしちゃうんだよねー!」とかって悪口ばっかり言っている人って、単に想像力が足りないだけなんじゃ?と思いますよー(笑)。

 

とかく、思春期と関わる時には嫌でも背筋が伸びちゃう…と言う話でした。