はまねこ&チー MGぐるぐる日記

2歳目前に小児MGを発症した娘と4歳から吃音の息子、その家族の日々です

家族のドタバタ

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△久しぶりの外泊許可が出た日。屋上庭園にて

さて、ある日ちょっと病院に行ったまま帰れなくなった私とチー。多分、入院する人のほとんどがちょっと病院に行ったきり…のパターンです(^_^;)。

まずは私とチーの着替えなど取りに帰らないといけません。実家に電話して、ばあばに駆けつけてもらいました。

また、小学生のいくみんは良いですが、そーごは幼稚園。お迎えに行かなくちゃ、です。こちらはじいじにお願いしました。私の頭は目まぐるしいスピードで回り、連絡をつける場所、これからの上の2人の処遇、幼稚園や小学校のイベントの整理、キャンセルする予定などなど、どわーっと片付けなくちゃなりません。

パパにも電話。さすがの難病…正式な診断名は両親揃った時に、と言われました。でも先生の浮かない顔や両親揃って…なんて言葉で、簡単な病気じゃない事は想像出来ます。

その時点で全身麻酔の筋力検査もされているので(ドラマみたいなストレッチャーに乗せられ、麻酔でグッタリ、全身管だらけ…)、ほんのこないだまで元気いっぱいだったチーが、何かとんでもない病気に侵されたんだ…と、薄暗い廊下で1人、覚悟を決めなくてはなりませんでした。

後から分かった事では、診断名が降りるまで、眼科を始め色んな病院を回る、いわゆる難民の方も多いと知りました。初めの眼科で疑ってもらえた事が、早期発見の大きな一歩でした。

さて、我が家と私の実家は車で30分程の距離。今回の入院では、多大なフォローをもらいました。

そして、上の2人のママ友たち。曜日ごとに交代でそーごのお迎え、それぞれの家でパパが帰宅するまで遊ばせてもらい、時にはご飯やお風呂まで…。また、散らかり放題の我が家に掃除や洗濯のヘルプに入ってくれたママもいます。

私とチーの入院中、上の2人が実家にしか居場所がなかったら、友達と遊びたい盛りの2人も実家の人々もストレスがたまって行ったと思います。2人が何も気にせず友達と楽しんでいてくれる事で、どれだけ私の気持ちが救われたかしれません。

その他、心のこもった応援の言葉や工夫をこらしたお見舞いの品々、お守りや四つ葉のクローバー…みんなに本当に良くしてもらって、この感謝は言葉では言い表せない程です。

そんなに人付き合いして来たつもりはなかったけれど、こうやって皆に助けてもらって、人は支え合って生きてるんだなぁ、と心から感じました。このご恩は、何処かで困っている誰かに返して行こうと思います。

そして忘れちゃならない、意外にも(失礼!)全力で家を守ってくれたパパ。忙しい仕事を切り上げ、子供達の夕飯を作り(しかも料理の腕はメキメキ上がってる…)、風呂を沸かし、そーごの弁当まで…孤軍奮闘してくれています。間違いなく今回の努力賞です!

子供が急に長い入院になると、残された家族のフォローがとても大変。夫婦お互いが、相手の事を「大変だろうなぁ…」と想像出来れば、きっと一緒に乗り越えられるはず。

起こってしまった事は変えられないけど、これからを考える大きなきっかけには出来る。今回の発症で、周りに支えてもらう有り難さ、チーのそばで笑顔が見られる幸せ、人間の身体の不思議や命の奇跡をしみじみと考えました。それこそ頭から湯気が出るんじゃないかって…こんなに考えた事はない位です。

そして皆のフォローはいまだに進行中。これからもよろしくお願いします!