74回目の終戦記念日
△先日の夕焼け空
今年の終戦記念日は台風とぶつかってしまったので、各地での慰霊の集いなどに影響が出たことと思います。
この日を大切になさってる方にとって、心落ち着かない1日だったかもしれませんね。
先日親戚のおばさんに会って、戦後の色々なお話を聞きました。おばさんは76歳なので、終戦記念日には2歳だったということです。
その後5つ離れてうちの母が産まれるのですが、2人の小さな頃の周りの印象がずいぶん違うことに驚きます。
いい人だと思っていた人に騙されたり、爆撃で家やお店が焼かれて、住む所を探して引っ越したり。
そんな、今なら警察が出動するようなことが(もちろん当時は警察なんか出動しないですよね…)日常茶飯事で、その日食べるものにも困るような日々だった、と。
戦争って、つまりは日常の破壊、思考停止と諦めですよね。自分や大切な人のささやかな幸せを願うことや、大きな声で歌ったり笑ったり。それがおおっぴらに出来ないように見張り合うなんて、ね。
今子どもを3人授かって、つくづく思う。私ならそんな混乱の中を明るく生き延びられるだろうか。
ともあれ、どんな人でも、戦乱の中をどうにか繋いだ命のバトンを受け取ったわけです。
間違った方向に突っ走って行かないように、国境や年齢や性別も超えて…お互いを認め合っていけたらいいなと思います。
まずは自分の周りから平安に保てるよう。