1800億円もらったら?を妄想してみた
新年あけましておめでとうございます! 〜初鍼に行って来ました〜
△主人の実家の富山には電車で4時間かかります。混み合う車内はちょっと緊張するものですが、本人は全然気にしてないですー^^;。
年末年始のドタバタですっかり久しぶりの更新になってしまいました。皆さん、お元気に新年をお迎えでしょうか?ブログにも書いたように、年末に少し体調不良を起こしていたチーですが、おかげさまで元気に帰省も出来ました^_^。
今年はチーにとって初めての集団生活である幼稚園に入園します。
↑ こちらの記事でも触れましたが、幼稚園側にプリントを作成して説明して来ました。何だか分からない(しかも「重症筋無力症」なんて、おぉ怖い…笑)病名が、噂で一人歩きしてしまう前に、こちらから先手を打ってプリントを配り、保護者の方々にも理解を深めてもらおうと思っています^_^。何にしてもマイノリティな立場である以上、双方の壁を取っ払うための工夫は必要ですよね。
重症筋無力症は2万人に1人の発症率なので、人生において1人も会わずに生きていてもおかしくありません。幼稚園でチーと出会った事で、難病を患ったり、長期的に治療が必要な病気の子供達について、少しでも身近に感じてもらえたら良いなぁ…と思います。
さて、昨日はチーの新年初鍼でした。発症当時(退院時すぐなので、6月スタート)は2歳になりたて…そこからスタートして入園前には2年弱になります。途中泣いたり暴れたりもしながら、頑張って続けています。発症当時は週に1度、1年を迎えた頃からは隔週で、新年が明けてからは3週間に1度になりました。3月末まで残りはあと4回!
西洋医学に関しては(点滴や血液検査など)子供が泣いたり暴れたりしても治療を止める選択はあまりないですが、東洋医学には少し親に迷いが出てしまいますよね。それって不思議だなぁ、といつも思います。点滴よりも鍼灸の方が「可哀想に&出来たらスゴい」とのイメージがあるなぁ、と。同じ「治療」であるはずなのに、やはり民間療法的な立ち位置なのかな、保険も効かないし…(笑)。相変わらず、漢方薬も4種、こちらも頑張って飲んでいます^_^。
鍼灸院の先生からは「発症から2年がとても大切。その2年を頑張って続けられたのは、娘さんが20歳になった頃にきっと感謝されるでしょう」と言われました。「あなたがスゴいです。嫌がる子供を通わせるのとても大変!親に信念がないと子供も迷います。可哀想に、ごめんね、それ言わずに、身体に良いと信じて通わせるの、大変よー!」と。同じ待合室にいたお婆さんにも「あなたは頑張ってるわねぇ、よく通わせて」としみじみ。何も感謝されたい訳ではないですが(笑)、泣きながらも一生懸命通った彼女の身体の底力になっていたら嬉しいです。
鍼灸治療のカウントダウンも始まりました。残り4回、頑張りまーす♬
参考までに発症当時の頃の鍼と12月末の鍼。本数の違いに貫禄すら感じます(笑)。
こちらのブログの東洋医学については以下を参考にして下さい。
ママはスーパーマンではない…ということ。
△人間って大変そうだな…の茶々丸^^。
最近チーの不調が続いていましたが、おかげさまで元気になりました^^。調子の悪い時は、MG特有の瞳の揺れが少し見られましたが、ギリギリで入院を避けています。このまま冬を越したい所です^_^。
以前「ママが斜めに繋がること」でも触れましたが、助産院で月に一度の子育て座談会を開催しています。今回はそこでダントツのママの悩みである「どうしたらイライラしないで子育て出来るんでしょう?」というテーマを考えてみました。
まず、どんな世の中のママも、赤ちゃんを産んでいきなりママデビューしますよね。この「いきなり」具合は、経験上かなりの衝撃体験です。運転免許を取る時もすごく初めての事だらけで大変でしたが、はっきり言ってその比ではありません^_^。
マタニティ時代は赤ちゃんに無事に出会うのがゴールです。しかし、怒涛の陣痛&出産体験で痛さ(←恐らく人生初の…生死を彷徨うような…笑)と驚きと感動渦巻く中、出て来たホカホカの新生児との暮らしがいきなりスタートする訳です。
1人目のお子さんを家に連れ帰った日の事は皆さん忘れないでしょう。「まず、ずっと抱いてる訳にもいかないし、どこに置こう?寒いか?いや、暑いか?」…笑ってしまいますが、こんな事から始まるんです。何しろそれくらいの初体験!片手で寝るまでずっと抱っこして、残った手と足まで使ってベビーの敷布団のシワを伸ばし、そーっと置いてすぐに泣かれる、みたいな。
他の国はどうだか知らないですが、日本での出産&子育てはあまりにも初めて過ぎるんですよね、何もかもが。もう少し若い頃から赤ちゃんやそのママと触れ合う機会があっても良いんじゃないかなー。新生児を抱っこするのも初めてってママがほとんどじゃないかしら。保健体育や家庭科でもいいのかな、男女問わず、教科書じゃなくて生きた命とリアルな生活に触れ合う機会を増やせたらと思います。
そもそも、家事、育児ってかなりザックリ捉われますが、やってる事は色んなスキルの必要な事ばかりです。小さな頃、学生時代、働く時にも、それぞれに得手・不得手があって、それはある程度キャラクターとして周りにも認められましたが、ママになると突然、オールマイティを求められて(求めて?)しまうんですよね。
例えば掃除と料理は本来違った能力じゃないかしら…(もちろん片付けながらお料理できる方もいらっしゃいますが…)。子供と遊ぶにも、身体を使った外遊びが得意な方、ごっこ遊びやお絵描き、本の読み聞かせなどの家遊びが得意な方(私は完全にこちら…笑)、それぞれ違うと思うんです。
そんな中、育児雑誌を開けば「お外遊びで丈夫な子供に!」「ごっこ遊びで想像力豊かな子供に!」「規則正しい睡眠がベビーの脳を育てます」「ママの声で絵本の読み聞かせを」…などなど、より良い子供に育てるための情報がてんこ盛り…(笑)。
しかーし!これらはママになったからって、みんなが出来て当たり前の事じゃないぞ!…と声を大にして言いたいです!だいたい世界の中でも日本というのは、母性を神格化し過ぎだそうですよー(笑)。母になったんだから何でも出来るはず、という無言のプレッシャーに加え、「あなたが産んだんだから。ほら、可愛いでしょ、愛しいでしょ?」とゴリゴリ押されると、新生活への戸惑いが大きい方がいても、きっと正直には言えません^_^;。
何を隠そう(大げさ…)、私は案外スイスイと子育てしてるように見られがちですが、外遊びは自分が子供の頃から苦手でしょうがないのです。何しろ家で妄想ばかりしていた幼少期だったし、母親に「はい、子供は風の子!」と玄関から外に出され、遊ーぼ!とか、入ーれて!とか言えずに家の周りを日が暮れるまでグルグル回って帰宅していたという、軽ーいトラウマのオマケ付きで…(笑)。
なので、3人ともあんまり公園などに積極的には連れて行きませんでした。わざわざ行かない…と言うより、行き先にあまりラインナップされてないという感じかしら。行きたい!と言われれば連れてきますけどね。その代わり(?)家での妄想ごっこやお絵描き遊びにはイヤと言うほど付き合いました…^_^;。
要は、お部屋はいつでもこざっぱり掃除が行き届き、料理は手作り(ヘタしたらオヤツも!)、子供の外遊びにもお家遊びにも笑顔で付き合い、もちろん怒鳴ったりせずに褒めて子育て、自分のファッションの流行にも敏感で、早めに子供を寝かしつけ、遅く帰宅した旦那さんの晩酌にも付き合い…なーんてことは、どだい無理なんです。ママも皆と同じ24時間しかありませんし、スーパーマンではありません!
なので、イライラしてしまう…その根っこを見つめる事が大切なんだと思います。もし、タイムテーブル通りに物事が進まない、そこにイライラするなら、キャンセル出来る予定はないかを考えてみましょう。子供のための遊びの予定でも、それで夕方が圧迫されちゃうなら本末転倒ですよね^_^。
掃除が出来てないと落ち着かないなら、子供を巻き込んでお手伝いさせると、案外喜んでやります。もちろん完成度は求めないで、キレイだと気持ち良いね、と親子でご機嫌になれたら御の字ですよね^_^。
それに、ママの孤独感がイライラを呼んでいる場合も多々あると思います。パパは仕事ばかりで帰宅も遅く話す時間がない、実家も遠くて誰も頼れない、私は一生懸命にこの子達に尽くしてるのに、どうして言う事を聞いてくれないの?あなた達のご飯を作ってるのに…泣かないでよ、もぅ!!となると、負のスパイラルに陥ってしまいますよね。何度でも言いますが、ママたちは日々頑張ってんです。自分だけ大変だ…という孤独感があるなら、それを解消するのが先な場合もあると思います。
イライラが溜まってきたら、どこに種が潜んでるのかな?とできるだけ客観的に、困ってる事をテーブルに並べてみます。子供と少し距離を置いた方がいい…と思うなら、外部のサービスや行政に相談してみるのも手です。何も、産んだ母親が全ての責任を負って、何もかも母性で乗り切らないといけない訳じゃないと思います。それだと、産まれた家庭で子供の人生が決まってしまう…子供達は社会の未来ですからね!大人達は親も子も応援しながら、出来るフォローをして一緒に歩けばいいんです。
自分が何をしてる時が楽しいのか、生きてく上で(また大げさ…笑)大切にしたい事を、子供ばかりを中心にしないで、自分主体で考えてみましょう。大体、子供が願うママの姿は、家事も育児もオールマイティにこなせる人ではなく、苦手な事を頑張りつつも、時々手抜きしてみんなで笑っちゃうような人じゃないかなー。
自分の事も子供の事も、他の人と比べないのが最大のコツです。溢れ来る情報の中で溺れないように、それぞれがまぁまぁの着地点を見つけるのが日常じゃないかしら。おしゃれママのインテリア、手作りの可愛いオヤツ…そういうのに憧れて、真似るのを楽しめるなら良いと思いますが、カッコ良いママはこうあるべき!と、決めつけると、子供も一緒にその枠内に入れられちゃいます。ママが一生懸命になればなるほど、子供がはみ出すたびにイライラするでしょう?
自分の中の母親像のハードル、パートナーへのハードル、子供へのハードル、1度見直してみて、こりゃ高過ぎんか…?と自分に問いかけてみましょう。ちなみに、「おおむね健康、笑顔で元気」これが我が家のハードルです^_^。いや、これでもなかなか難しいものですよね!
人からとやかく言われても(善意のアドバイスの場合でも…ね)、自分の胸にストンと届くまでどっかに流しておきましょう。いつかそう思う日が来るかもしれないし、やっぱり違和感を感じたままかもしれません。それで良いんですよ、きっと。
そうそう。怒った時に怒鳴ると、その自分の声に脳が興奮して、それが収まるまで2分かかるらしいですよ。それが収まる前に怒鳴っちゃったらそこからまた2分(笑)。怒鳴り続けちゃう方は、立て続けに興奮してるという事ですね。
だから、出来るなら「あったま来た!もうママ怒るからねっ!」と怒鳴ったら、ウルトラマンの胸のボタンを想像しましょう。お、怒りボタンが押されたぞ!と^_^。これ鳴り続けるとずーっと怒らないといけなくなっちゃう。「どうしたら良いか考えて。ママはあっちでコーヒーでも飲んでくる」と言えたら大成功!その間に2分稼げます。その2分でやっぱり怒らないといけない事ならよっぽどだと思うんです。きっとその時はもう少し冷静に話せるでしょう。
私は昔(もっと一生懸命子育てしてた頃…笑)頭に来て仕方ない時、自分が別室にこもっていました。「あんまり頭に来たからちょっとママやめてくるね」と言い残し、手芸の本とかレシピ本など全然子育てに関係ない本をぼんやり眺めて自分の怒りが去るのを待っていました。2分エピソードは知らなかったんだけど、無意識に使ってたんですねー^_^。ドアの外では子供達が「ママーっ!出て来てー!」と大号泣していますが、収まり切らないので「まだまだー!」…何て事を少しやって、自分が自分でいられなくなる程の怒りが落ち着いてから部屋を脱出していました。
育児法としては褒められるような方法ではないかもしれません。ただ、その時の私には距離が必要で、子供を閉じ込める気にはなれず、自分が離れた…という事です。自分なりの、意識を遠ざける(気を逸らすって言葉もありますよね)技を手に入れると楽になります。全然関係ない事を考えるのも効果ありです。少し離れて呼吸を整え、「1番最初に行ったコンサートって何だっけ?」とか、「こないだ食べた美味しいケーキ、どこのお店だったっけ?」とか。要は、脳が怒りに支配されるのを自分で止めたら良いんです。
誰が何と言おうと、ママだって人間ですもん…怒りに震える事はあるんです。人間が出来ていない、なんて自己嫌悪に陥る前に、自分の脳みそを騙してでもその場を乗り切ってしまいましょう^^。部屋が散らかってても、夕飯の準備が出来てなくても、そう簡単に死ぬような事はありません。子供が落書きしてしまったり、大事な服を汚してしまったり、兄弟喧嘩にかんしゃく泣き…怒りの種はそこら中に落っこちています。地雷のように踏んでは爆発していたら、ママだって持ちませんよねー^^!
チーのぐったり体験 〜低血糖って何だ?〜
△こんな感じで全然起き上がりません。ちょっと気を抜くとすぐに寝てしまいます。何か話しかけても「めんどくせーな、おい…」って感じで、チラッと見るだけで全然反応してくれません。これは心配ですよね、親としては…^^;。
週末にチーが急にぐったりしてしまい、またまた休日診療にお世話になって来ました…>_<。そこで低血糖の診断が下り、帰宅して早速調べまくりました。それがとても勉強になったので、シェアしますねー^^。
低血糖症状というのは、文字通り体内の血糖値が低くなって、身体を動かすパワーがなくなってしまう状態ですが、大人と違って身体の小さな子供には結構起こりやすいそうです。
今回のチーの場合は、風邪症状もないのにいきなりぐったりし、いつもの好きなアニメや本にも反応せず、ゴロゴロ寝てばかり。お腹がおかしい…変な感じ、と言って食べたがらず、寝ている際に少量の嘔吐と下痢(水便という程ではないですが、気付かないうちにパンツを汚してしまう感じ。一日1〜2回)。何よりの症状は「元気が無い」…この一言です。
かかりつけ医で血液検査をして低血糖との診断が下りましたが、それについて調べてみるとまさにビンゴ…(笑)!風邪とは全く違う物なんですよね!これはほんとに目からウロコでございます。先週の高熱から体力が戻り切らなかったのか、食欲が少し落ちていたのです。でも、少々食べられなくても大丈夫かなーなんて甘く考えていました。 でも子供は身体という“いれもの”自体が小さいので、食事を食べられないという事が引き起こす影響は大人の比でなく、結構すぐに体内のパワー不足に陥ってしまうそうです。
吐き気や下痢も食べられない事から起こる事があるとは知りませんでした。それについてはこちらが参考になりました(以下の表はこのサイトからの引用)。サイトでは別の病気の説明ですが、低血糖についてとても分かりやすかったです。
どうして吐き気と腹痛がおこるの?
①かぜによる食欲低下・食べずに眠る事により低血糖になる
②低血糖を補うため、体は脂肪を分解して糖を作ろうとする
③このとき副産物としてケトン(吐き気と腹痛の原因)ができる
④ケトンが増え腹痛と吐き気がひどくなる。ケトンの口臭がする
⑤これにより食事がとれずはき続け低血糖が誘発される
ステロイドとの因果関係を心配したのですが、そちらは関係なかったようです。ステロイドは体内の血糖値を上昇させる事はあるようですが、それが原因で低血糖に至るとは考え難いとの事でした。
もともと低血糖を起こしやすいのは、甘い物大好きな食生活を送っているお子さんに多いようです。普段からご飯、パン、麺類などの炭水化物が大好きで(おかずよりも主食を食べるイメージですね)、甘いお菓子、お茶代わりにジュースなど…糖分を摂り過ぎていると血糖値のコントロールが狂いがちになって結果低血糖を引き起こす事があるようです。
チーの場合はとにかくおかずよりお握りが大好きなので、そこだけは思い当たります。が、お菓子は人並み程度ですし、特にジュースはお出かけの時とか特別な時にしか飲んでいません。ちなみに、このジュースに含まれている異性化糖はブドウ糖と果糖の混合液なのですが、身体に吸収されるスピートが急速なので、血糖となって消費されるのも速いそうです。
それの何が問題かと言うと、インスリンの多量分泌後の血糖値急降下です。インスリンというのはホルモンの一種で、すい臓から体内に分泌されて血糖値を下げる役割を持っています。甘い物を摂り過ぎたりすると、この血糖値が急激に上がってしまうため、インスリンが多量に分泌されるそうです。そして今度はインスリンが頑張って血糖値を下げ過ぎるため低血糖になるんだとか。身体ってすごくよく出来た精密機械ですが、たまにこういう事あるんですよね…何だか可愛いというかなんというか^^;。
チーの場合は甘い物をそれ程食べていないし、日常的にジュースも飲んでいないのでこれに当たりませんが、心当たりのある方は一度お菓子等の嗜好品について見直してみるのもいいと思います。今回は先週からの食欲低下にきちんと向き合い、少しずつでもゼリーや経口補水液、バナナやリンゴなど少量を何度かに分けて与えてあげるのが必要だったんだと分かりました。
風邪症状でもないのに少量の嘔吐や下痢(ロタやノロならもっと多量を吐きますし、下痢ももっと水便で頻回ですよね…)があって、ぐったりした状態なら、まずは低血糖を疑ってみた方がいいかもしれません。栄養補給のゼリー飲料や少量の果物(今回はバナナが即効性がありました^^)、飴や一口チョコなどを「ちょっとずつ(←ここ肝心!)」時間をおきながら与えてみて下さい。それでぐったりが良くならないようなら、病院で点滴を打つのが早いですが、口から栄養が摂れるのが何よりだそうです。
細菌でもウイルスでもなく体内の栄養不足ですから、おのずと行う対処も違うという事ですね。少量の食べ物を口から入れるなんて特に副作用も無いのですから、出来そうなら試してみる価値あり…!ですよね^^。血液検査をしないと血糖値は測れませんので、気になる場合は小児科の先生に血液検査をお願いしてみましょう。また、体質的に血糖値がもともと低めの方もいらっしゃるようです。疲れやすい、すぐにだるくなる、急に怒りっぽくなる…などなど、心当たりがある方は調べてみても良いかもしれません。
いやー、子供の不調は色んな勉強をさせてくれますねー^^;。元気な時は「ほんとうるさいなぁ!ちょっと黙っといてくれんもんか…」と思いますが、いざぐったりした姿を見ると、騒いだり踊ったりしている姿が懐かしくなる物です(笑)。
以下のサイトがとても参考になりました。
息子と暮らせば… 〜違いを楽しめる…か??〜
△夕陽に向かって走ってったら、戻ってこなさそうな男子たち…。
さて、これは以前に「ママの思春期を赤裸々に語ろう!」で女子育てについてを話し合った、続編の「子育て大変?シェア企画 〜男子育てのハテナに迫る…!?〜もう少し怒らないで子育てしたいなぁ〜」のまとめです。
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男子育てのための女子会でしたが、特別ゲスト(?笑)で妹の旦那さんのミュージシャン・サダムさんにご参加いただき、世の中の男子の気持ちを代弁してもらいました。これがとっても良くて、女子だけの価値観ではなく、全然違う所から新しい風が吹いたような新鮮さがありました^^(サダムさん、ありがとう♪)。
とりあえず、(我が家の場合ですが…笑)息子には全然話が通じていない時が多々あります。言葉を投げても投げてもハートに届かない…と言うか。これについては皆さん多いに頷いていたので、男子あるあるなんでしょうねー^^。
サダムさん曰く、これに関しては諦めた方がいいそうです(なんと…笑!)。100投げて1当たれば良い方だそうで…でも社会生活のためには諦めず投げ続ける事も大切だ、と皆で言い合いました。
起きなさーい!から始まり、時間通りに準備をしろとか、忘れ物は無いかとか…世の中の大半の女子よりも、きっと多くの小言が男子にぶつけられていると思います。でも聞きたくない事は頭に入らないらしいので、ママの小言というのは、言うなれば「ママはこう思う宣言」のようなものだと考えた方が気楽で良さそうですね^_^。
いや、男子の中にも言う事がちゃんと届く子もいると思いますし、女子の中にも届き難い子もいるでしょう。ただ、我が家の場合は上の娘は「ザ・女子」というタイプで、息子はいわゆる「ザ・男子」なんです。表も裏も無く、どこでもおバカで、誰にどう思われるかに全然関心がありません(も少し気にしてもらって良いのですが…笑)。
さて、男子育ての極意(大げさ!)と言えば、ズバリ「違いを認めて楽しむこと」でしょう。女の子は楽で良いわよねー!なんて巷の声も多いですが、私は息子を産んだことで、自分が世の中に対してすごく寛容になったと感じています。どんな威張りくさったおじさんだって、女子からしか産まれてないという事実は、何だか微笑ましいような気分になるものです。
これは私の経験上ですが、男子に嫌味は通用しませんー^_^;。遠回しに言って本人に気付かせよう、という親心は残念ながら的を外すことが多いようです。あ、こりゃ旦那様にも言えますね!盛大なため息をつきながら「あーあ、今日は疲れた!まだ洗濯物も取り込まなくちゃいけないし、食器も洗ってないし…」と呟いても、「あ、俺やろうか?」と素早く反応出来るのは10人に1人いるかどうか…笑。
我が家の場合はこうです。
私「洗濯物取り込みと食器洗い!今ならお好きな方を選べまーす。さぁどうする!?」
パ「えーっ!?」
私「さぁ、さぁ、さぁ!」
パ「…じゃあ、取り込むわ」
私「ラッキー!よろしく」
と言うように、私の疲れに気付かない事を確認して腹を立てるより、さっさと頼んじゃいます。「お願い、手伝って!」という結論を先に出してから「今日ちょっと疲れちゃって。助かるわ」と言われた方が動きやすいと思うのです。ものすごーくマイペースなパパとの暮らしで散々イライラしてからハッと気付いて楽になりました☆
「うるさい!」と言うより「声のボリューム1でよろしく」と、そうして欲しい事を先に伝えた方が分かりやすいようです。「お行儀が悪い!」を「背中をピシッとカッコ良くして」に。「何で服を脱ぎ散らかすの!」を「上着をハンガーにかけて」に。これで言う方のイライラもずいぶん減るんじゃないかしら…^_^。
それから、サダムさんが声を大にして伝えていたのは「男子にとってのちょっと年上のお兄さん」の存在の大切さでした。私も常々考えていた事ですが、カッコイイこと=美学、みたいなものが男子には大切だと思うのです。叔父でも従兄弟でも習い事のコーチでもいいですが、出来たらお父さんじゃない方がいいかなー。家以外にカッコイイと思える人がいるのが大切だというか…。リアルな実体がないままに、ネットや見かけなどで手軽な(?)かっこよさを手に入れてしまうのは危ういなぁ、と。
男の子の事を考える時、いつも川崎の悲しい事件を思い出します。初めはカッコイイと思った所から始まったんじゃないかな…って。自分のアイデンティティがしっかりしていない男の子達にとって、力を示すために、いじめる相手を見つけるというのはとても効果的だと…残念ながら思います。そういう分かりやすいパワーバランスを持ちがちだと思うのです。
「うわ、年下従えて何してんのおまえ!…かっこ悪いから止めとけよ」と、彼が尊敬できるカッコイイ人が止めてくれたら(いや、気になる女子でもいいのか、この場合…)などと、加害者を止める何か、ハートを動かす何かがなかったのか、あの時も相当ぐるぐる考えました。
話が脱線してしまいましたが、少々見た目は悪くても、大人には伝わりにくくても、根底に優しさのある格好良さに出会うことがとても大切だと思うのです。それは親が提供出来るものでもないので、本人の出会う力が必要なのでしょう。でも、周りの大人が色んな価値観を持った自由な生き方を見せて行くのは大きなヒントになると思います。
男子育ては、今すぐ伝わらない事ばかりな気がします。遠く遠く投げた石が水面に水紋を広げるように、子供時代は彼らがいつか見た目じゃない格好良さを身につけて行くための長い助走なのかもしれません。ママが1人で抱え込むには彼らのエネルギーは大き過ぎます。こりゃ手に負えんわ、ヘルプが必要なんだ、と腹をくくった方が楽になれるかもしれませんね。
それから、長い時間を割いて話し合われたのが「遊び」について。外で冒険しながら五感を使って遊ぶこと、そこから学ぶことの大切さ、そこに熱い思いを持った参加者のママも多かったのですが、今の社会事情で外遊びの難しさに皆頭を抱えていました。
何しろ都会の子育ては、どこもかしこも誰かの土地です。秘密基地ひとつ自由に作れないし、ボール遊びは禁止の嵐、家の前は車の走る道路なので、ドアから元気に飛び出す前に、まずは右・左です…笑。これじゃ、無駄なエネルギーの有り余った男子を虫カゴで飼ってるようなもんですよねー。これについては解決法が出ず、大人たちが真剣に(商売じゃなく、笑)子供の遊びについて考えないといけないね、と、答えの出ない宿題になりました。
でも、チーの入院時に病室で子供達を見て痛感しましたが、子供たちは元々は楽しむ達人なんです。どんな場所でも遊びは生み出せる、時代を嘆いてもすぐには変わらないので、想像力と自由さを失くさずに、大いに子供時代を楽しんで欲しいなーと願います。
あ、そうそう!これは余談ですが、男子育て中のママは、サッパリして見えても大抵は息子を溺愛してるものなので、もしもの時の対応には注意が必要ですよー!忙し過ぎるパパに代わって恋人みたくなる親子も多いそうです…くわばら、くわばら…笑。
チーの発熱 〜救急診療について〜
△名前を呼んでもボンヤリ…。昨晩のグッタリチーです。「こんな時に写真?」と思われるかもしれませんが、もちろん記念写真ではありません(笑)。その場の症状を写メに収めておくのは、顔色や様子など後から先生に説明する時に役立ちます。
久々の記事ですが、昨晩急にチーが発熱しました。夕方までは元気いっぱい、お友達のお家で遊んでいたのですが…子供の熱ってそんなもんです^^;。最近は少し鼻水を垂らすくらいでとても体調が良かったのでちょっと驚きました。
19時過ぎに「お腹がおかしい気がする」と言うので、夕飯を抜いてこんにゃく湿布をしながらベッドに寝かせるとすぐに寝息を立てました。寒かったし疲れが出たかな?と思っていたら、次に20時半頃に寝室から呼ばれて行くと、もうアッチッチになっていたのです。
熱が39.6度と高かった事と、珍しく嘔吐があった事、そしてとてもぐったりしていて頭痛を訴えたので、夜間救急で診察を受けて来ました。落ち着け、落ち着け。まずは主治医のいる西部医療センターで対応可能かどうかをダメもとで確認します。やっぱり本日はもう対応出来ない…との事で、小児科の救急診療をしてくれる所を教えてもらい、すぐにTELして、今の状況と筋無力症でステロイド治療中だと知らせておきます(免疫を下げる治療をしていると知っておいてもらった方が安心なので)。昨晩は本当に久々にパパが8時頃に帰宅していたので留守番を任せられてラッキーでした!
幸い小児科担当の病院が車で30分程の所だったので、バタバタと準備。もしもの時の為(嘔吐したり、点滴で一晩入院になったり…)の簡単な着替え、寒かったので小さめの毛布、タオル、保険証と病歴の分かるリスト、禁忌薬一覧、待ち時間が長いかもしれないので自分の本(これを忘れない所がスゴい…笑)、水筒、などなどを鞄に突っ込み、車に乗って出かけました。1分1秒を争う場合以外は、救急車を呼ぶよりも自分で調べて連れて行った方が早いと思います。あ、もちろん電話連絡を入れて、対応可能かどうかの確認をして下さいね。
ただ、嘔吐やけいれんが続いている場合など、自分の判断で動かすのが難しかったり、車に乗せる事にリスクがある場合はその旨を含めて相談しましょう。チーの場合は西部医療センターに主治医がいるのでそこに相談しましたが、地域によって救急車に乗る前に相談に乗ってくれる連絡先があると思います。いきなり救急車を呼んでも、状況を説明したり小児科を探したり、却って時間がかかってしまう事もあるので、元気な時に緊急時の連絡先等を確認をしておくと安心です。そしてその時が来たら、まずはママは深呼吸して気持ちを落ち着け、連絡するべき場所を確認し、朝を待つべきか今動くべきかをじっくり考えましょう。
私の中では、とにかく全体の機嫌と眠れているかを見ます。酷く鼻が詰まったりして寝苦しくて時々起きても、熟睡出来てるようなら寝せてあげるほうがいい気もするし…。熱があっても機嫌良く遊んでて水分も摂れていれば朝まで様子を見るかな…といった感じです。それぞれのお子さんでウイークポイントがあると思うので、ママの「おかしい…」という直感は信じて良いと思います。
さて、今回の結果は、インフル検査するも陰性(夜間救急でもやりましたが、発熱後の時間が経っていないので、本日西部医療で二度目の検査)。嘔吐も一度だけでしたし、頭痛も治まっていたのと口から水分を摂れたので点滴の必要もないと判断され、無事に帰宅して来ました。帰宅後もぐったりしていたのですが、経口補水液を少しずつ飲ませながら様子を見ました。明け方近くまでかなり高熱だったのですが、時々うなされつつも眠れていたので解熱剤は使わず。私は開き直って読書、読書(瀬尾まいこさんの「僕の明日を照らして」!これがまた素晴らしかったです…笑。昨晩から今日の受診で読破してしまいました)^^。
朝いつもより遅くまで寝ていましたが、元気に目覚めて「ママ、風邪治ったみたい!」とベッドで嬉しそうに跳ねていました。子供は社交辞令がないので、元気にならないと機嫌がよくありませんし、まずお喋りしません…^^。お熱も平熱。
△ご機嫌チーです。表情だけで体調が楽になったと分かりますね^_^。
でも明日から土日なので、念のため西部医療センターを受診して来ました。状況を詳しく説明すると、それだけの発熱が急に起こった事に先生も首を傾げていました。逆にインフルエンザなら分かる、と言うのです。
常用的にステロイドを使っている場合、ウイルスや細菌の侵入にマスクがかかってしまい、血液検査にも出なかったり、見つかりにくい事があるそうです。夏の熱は籠りやすく、身体の疲れで出る事もあるけど、季節的にそれも考え難い…今回だけでなく繰り返すようならちゃんと検査を、と話し合いました。また、頭痛は急な高熱で血管の収縮・拡張によっても起こるので、今回はそれだったんじゃないか、と言われました。
先生の話を私なりにまとめると、体のシグナルへのON・OFFが、ステロイドを常用投与されてることでボンヤリしてしまう所があるようです。本来のウイルスや雑菌への対抗措置であるはずの発熱が、原因不明で起こっているのが気になりますね、と。熱も炎症と判断して、そこにもステロイドが使われることも考えられるので、なかなかややこしいですよね…^_^;。
本人は元気になっているので、お腹すいた、お腹すいた…と大騒ぎ。小さく握ったお握りを病院でたいらげて先生に苦笑いされていました^^;。
記憶が新しいうちに、救急診療についての記事でした。入院しながらの記事じゃなくて良かった、良かった^_^!
小児MGと集団生活 〜チーの幼稚園、入園準備〜
△チーの幼稚園で周りに配るために作ったプリント。病気の説明と、医療従事者の方への禁忌薬の説明、保護者の方々へのメッセージが入っています。同じ病気の方で、名前や投薬量、写真を変更して欲しい方はコメント欄にご連絡くださいね^_^。
早いもので、チーも小児MGを発症して早1年半。来春、幼稚園に入る事になりました^_^。上の2人が通った近所の気心知れた幼稚園ですし、病気を理由に断られる心配はしていませんでしたが、入園するにあたっては幾つかクリアしておく問題があります。
茶々丸との暮らし
△この狭ーいカゴがお気に入り。狭ければ狭い程燃えるのが猫さんです☆
縁あって我が家にやって来た茶々丸。3ヶ月が過ぎて、もう堂々としたもんです^_^。隠れた茶々丸ファンのために(笑?)久々に様子をレポートします。
まぶたがおかしいと思ったら… 〜小児MGかもしれません〜
△台風の大風に爆笑のチーです^^;。
---記事下の方、病院についての記述を追記しました(2019.01)。---
チーはおかげさまで、再発しない記録を樹立しつつここまで来ています^^。夏の暑さを心配していましたが、それも乗り越えたので、次は冬の感染症の季節をどう乗り切るかですねー。マヌカハニーと重曹うがいで頑張れるといいのですが…。
さて最近、あり難い事に、こちらのブログを「小児MG」で検索して訪れて下さる方がボチボチいらっしゃいます。チーに診断が降りた時、「重症筋無力症」という病名しか分からず、それこそ明日からどうなるか…先行きに大きな不安を感じていました。
私や家族にとって初めて聞く病名でしたし、重症筋無力症がまぶたの下垂から始まる事があるなんて…文字通り知る由もなかったのです。何よりどんな病気なのか理解するのが難しく、今は発症して1年半が経って、病気を受け入れながら日常を楽しんで生活していますが、あの頃の自分には想像出来ない未来かもしれません。
もし、お子さんのまぶたがおかしいなぁ…という初期段階で、小児MGの病名を保護者の方が頭の片隅に置く事が出来たら、初めに治療を始める病院をもっと慎重に選べると思います。2万人に1人と言われる難病なので、かかりつけの小児科医や近所の眼科ですぐに病名と症状が直結しなくても無理はないのです。
そして何だろう?と思っているうちに進行してしまうと、後から周りの人が後悔してしまいますよね。
そこで、まぶたがおかしいと思ったら…
・かゆがったり、痛がったりはしていない(本人は気にしていない)こと。
・眼科的な所見に異常が見られないこと。
であれば、もしかしたら小児MG(重症筋無力症)かもしれません。MGであれば、まぶたを上げようとする筋肉の命令に自己の抗体が邪魔して、上手く力が入らないのです。MGの症状としての斜視も原因は同じです。通常は下垂から斜視に行きますが、斜視から始まる事もないとは言えません。
もし、小児MGかもしれないなぁ…と思ったら、近所のかかりつけ医では見つけてもらえないかもしれません。こちらのブログにコメントいただければ、患者の会で知っている病院があれば、お知らせ出来る情報もあるかもしれません。今日、明日!と慌てて診断名が下りるより、病名がついた後の治療の方が大切です。どうか、頭の片隅にこちらのブログを思い出して下さいね。
また、初めのステロイド治療に関して入院する場合もあるので(チーも初めは二ヶ月、再発では一ヶ月入院しました)、小児科がしっかりしている所、出来たらホームページか電話で「小児神経科の先生はいらっしゃいますか?」と質問出来ると安心ですね。
小児MGで受診する科は「小児神経科」が望ましいです。判断の基準として「小児神経学会」に参加している病院の方がいいので、ざっとですが調べてみました。もしMGじゃなかったとしても、診断名が降りたら、そこからお子さんの症状がどの科での受診が合っているかの紹介をもらえると思います。
こちらが小児神経専門医の一覧です。
△こちらが発症当時のチーの写真。自分では開いているつもりでも、これ以上まぶたが開きません…>_<。日中変動があるのも特徴のひとつで、朝や寝起きの方が調子よく、夕方に落ちて来る事が多いです。
たかがまぶた、されどまぶた…。おかしいなーと思ったらお気軽にご相談下さい。初期治療、後悔しない病院選びが出来ますように…何の営利も関係しない患者の親として(笑)応援しています。
追伸/先日まぶたのギリギリを蚊に刺されたので、比較のために写真を載せます。「腫れている」とはこういう状態で、めんぼうなども何処かに芯(腫れの中心)があるはずです。それが無く、ダラんと下がってしまっているのがMGの特徴です。
ママが斜めに繋がること
△猫と暮らすと細かい事を気にするのがバカバカしくなる…^^。茶々丸は気楽に生きる達人です。
私が3人を出産した助産院で月に一度、そこで出産されて1歳前後を迎えたママたちを対象に、ママとスタッフが座談会をする機会があります。
1歳前後の可愛い赤ちゃんに囲まれてのそこでの話は、いつも色んな事を考えるきっかけになります。初めての赤ちゃんを迎えたママにとっての1歳前後は、離乳食に断乳にもう歩けるかどうか…などの「はてな?」の連続で、育児書や子育てサイトを見て一生懸命な方も多く、フレッシュな気持ちを思い出させてくれます。お子さんが3人4人、強者の方は5人なんてママもいらっしゃって、共通項と言えば「同じ助産院での出産」だけなはずですが、共感力が皆さん強い^_^!
ママになるというのは、本当に文字通り「初めてづくし」です。こんなに分からない事が世の中にあったとは…!という衝撃の日々。マタニティライフの頃は「無事に産む」のがゴールですが、新生児と横に並んだ瞬間「わぉ!ここがスタートだったのね!」と驚きに包まれます。おっぱい飲んだのに、オムツも替えたのに…何で泣くの?とか、そろそろ下着を長袖にするか、布団の分厚さはどうなのかさえ、迷ってしまうものです。
私も子供を産むまでは、誰かのウンチやチッコを引っ掛けられる、子供の寝た隙間の時間に立ったままご飯を食べる、後追いで泣き狂う子供のためにトイレのドアを開けっ放し、トースターの中で忘れられたパン、レンジで冷たくなった紅茶…なんてものは生活の中にありませんでしたからね(笑)!もちろん、レジでいけす漁場みたく暴れる息子を小脇に抱え、「お金だけ払わして!もうすぐ終わる!危ない、落ちる!ここだけ、お願い!」なんて汗だくになったり、床に寝転んで泣き喚く子供に手も足も出ない…なーんて想像もしてなかった訳です。
仕事には拘束されていても、時間も働いたお金も全て自分の物で、バーゲンに行って去年とそう変わらん服を買おうが、ちょっとご褒美なんてお高いランチを食べようが、フラッと旅に出ようが、好き勝手にやって来ました。周りで泣き喚くチビちゃんがいれば「ママはどこかなー?(愚かにもママなら泣き止ませられると思っていた…)」なんてキョロキョロしているとママは目の前で仁王立ち、又はプンスカ怒りながらずんずん先に行っている、そういうのを見ると「こ、怖いママですこと」なんて無責任に(笑)。
どうです?ママになった皆さん、当たらずも遠からずそうだったんじゃないかなー?
と言う事はですよ!逆に考えたら、周りに冷たくされたり、分かってもらえない事で孤独になる必要もないんじゃないかしら。「分っかんないだろうなぁ…!私も分からんかったもん」と笑ってしまえばいいんです。夜泣きされるまで、「せっかく苦労して寝かしつけて自分も熟睡体制に入った時に叩き起こされる」という経験は出来ません。
出産するのは、自分よりも重たい命を持ってしまう事なので、何か間違いがあってはならない…と思い詰めるのも分かります。でも、通り過ぎたら「あぁ、あんな可愛い時期かー、ただただ横に寝転んで可愛いなーと思ってれば良かったな」と言うママも多くって、実際、命に関わらないたいていの事は、後から笑い話になります^_^。
ママ友が同じような年齢の子供&ママの組み合わせしかないと、どこかで比べてしまったり情報に振り回される事も多いので、それはそれで有益ですが、その時期を通り過ぎた、斜めの繋がりを持っていると随分気楽に子育てに臨めるんじゃないかしら。自分があたふたした経験を持った方は、安心させる力もあります。「あぁ、あったよ、夜泣き!大変だったなぁ。家の場合はリビングに連れて行って、床で一緒に寝てたかな。でも2歳前にピタッと止んだよ」なんて経験者の話があると少し安心したりするものです。
残念ながら世の熟年女性の中には忘れてしまった方もいるようで「私たちの頃よりずっと楽じゃない。何が大変なの?」なんて仰る方もいますが、忘れん坊なだけですので、たとえお姑さんや実母であろうが気にしない、気にしない。子供の機嫌、肌つやや目の力、全体にみなぎるその子らしさを見て、ママが「おかしい…」と思う時だけ、心配すればいいと思います。
あと、お子さんのアレルギーやアトピーでご自分を責めるママも多いですが、これにも私は違和感を覚えます。例えば、我が家のチーが病気になって、私が「妊娠中にこうしたからかもしれない、もう少し早くに病院に行けたかもしれない…」と泣き暮らす事で症状が緩和されるならいいですが、それと病気の治療はまた別だと思うし、そうごの吃音も然り。私の接し方に問題があったのかしら?と思った所で残念ながら吃音は治りません^^;。
あくまで、現実乗り越える為に今泣き暮らすのが自分にとって必要だからやっている、と自覚してやっていただきたい所で、子供に、ごめんね、ごめんね、とは言わないでもらいたいなーと。子育ては「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」事ばかりで、原因を探すより今の対策を考える方が大切だったりします。
オーガニックや食育にどれだけこだわって育児をしても、中学生になった頃平気でMacで待ち合わせされるんです(笑)。でも、根底に「美味しい物を食べた記憶」は確かにあるでしょうし、食卓が楽しい場所だった事はとても大切だと思います。子育てはいつかはその手を離さなければならなくて、子供達が自分で、親や身内じゃない、心を許せる相手を見つけるための、根っこの部分の栄養でしかありません。
「間違えのない、ちゃんとした子育て」よりも、大人が「親」の肩書きに乗っ取られず、その人らしさを損なわずに喜怒哀楽を持って生きてるのが子供にとって嬉しい事なんじゃないかと思います。
私が以前にやっていたブログ(閉鎖した訳じゃなく、ほったらかしてるだけなんですが…笑)に上の娘を試行錯誤しながら子育てしていた頃の記事があります。初めてママに読んでもらって、フッと力が抜けたらいいなぁ…と思って紹介します。今よりずいぶん頑張っていますが…^^。
どーもどもっちゃって9 〜多様性について子供と話すこと〜
△そうご画伯の自由帳(笑)。神様が牢屋に入れられて、皆が絵の具で好き勝手に描きまくっている所…だそうです。
以前の記事(どーもどもっちゃって8)で触れましたが、そうごの吃音について教室でみんなに話してもらいました。
その事については本人が話して来るまで聞かないでおくつもりだったので、どうだった…との言葉はないのですが、あれ以来、ずいぶん機嫌良く帰宅するようになり、それが答えなんだろうと思います^_^。学芸会もとても楽しみに張り切っていて一安心。
誰かと言い合いになった時、言葉について言われるといつもとどめの一発になっていたんでしょうね。それを相手は分かっているはずで…自分が子供の頃の事を思えば、子供ってのは純粋な天使ちゃんではないですからねー(笑)。ただ、今回の事は我が家で多様性について子供と話す良いきっかけになりました。
相手の女の子にとっても、悪口で「使っていい言葉」と「フェアじゃない言葉」をここで教えてあげるのは大切だと思っていて、身体が小さい・大きい、痩せている・太っている、眼鏡、などなど…子供達が喜んでからかいに使う言葉たちですが(笑)、相手がどうにもならない事について言うのはやめようね、という話です。だって「お前小さいなー、チビ!」って言われても「よーし!おっきくなるぞー!」って急には大きくなれないでしょ?そう君がすらすら話したくても難しいみたいにさ、と。
ここで私が「なにー?!そんな酷い事言われたの?学校に電話しなくちゃ!相手の女子はどんな子なの?」と大騒ぎすれば、彼の中で「相手は加害者で責められるべき・自分は被害者で可哀想」という図式が出来てしまうと思うし、とかく何か上手く行かない時に被害者の方向に走ってしまう気がしたのです。
「なるほど。吃音っていうのをきっと知らないんだ。自分が出来る事は相手も出来るって思ってんだね。お話しするのなんて○○ちゃんにとっては簡単だもんね。だったら今ことば教室で頑張ってる真っ最中だって教えてあげたらいいと思うけどなぁ」
「えー!嫌だ…」
「どんな所が嫌なんだろう?」
「…うまくなってないし」
「そっか、まだ途中だもんね」
しばらくモジモジした後「それに言っても言われたら…俺どうすんの?」
「(1番怖い所はそこなんだな…と思いつつ)なるほど。そん時はママがぶっ飛ばしに行ってやろう。だってそれはもう意地悪だもん」
「○○ちゃん、ぶっ飛んでく(笑)?」
「…だろうね!学校から家まで飛んでくかもね(笑)。でも○○ちゃんの為にも、言われても仕方ない事があるって教えてあげた方がいいよ、絶対」
というやり取りがあり、先生との(手紙と電話ですが)話し合いになりました。相手が分からなくてやっている事でこちらが痛手を負っているなら、分かるようにこちらから歩み寄ってみるのは、子供・大人に関わらず、人生に必要なスキルなんじゃないかしら。
もう一つは5年生女子の娘が「クラスでいっつも遅刻して来る子がいるの」と話して来た時のこと。
「眠過ぎて集団登校に間に合わないのかな?」と私が聞くと、「違う。4時間目とかに来る」と言うので「そっか、きっと(学校に行こう)と思ってから玄関を出るまで、いくちゃん達の100倍くらいパワーがいるんだろうね」と言うと、久しぶりに見せる「ハッとした顔」をしました(笑)。ただただサボってると思っていたんでしょうね。それは娘が特別意地悪な感情を持ってるんじゃなく、大多数が行ける場所に行けない子についての理解が難しかったんだと思います。
「みんなは朝から行けるのに何で俺は行けないのかなー?…ってきっと○○君も家族も何回も考えたんじゃないかなー。それでも朝から行くのは難しいんだろうね。4時間目に教室のドア開けるのもみんなに見られるし勇気いるよ、きっと!」
「……」何でも言い返して来る娘が珍しく考え込んでいる…。
それ以上多くは語らなかったけど、きっと伝わる物はあったと思います。
私はNHKのバリアフリーバラエティ「バリバラ!」が好きで録画して観ているのですが、たまたまそれを一緒に観るともなく観ていると、取り上げられたセクシャルマイノリティについてなども娘と世間話で話題にでます。なるべく身近に「色んな人がいる」という感覚を持ってもらいたいなぁ…と思います。
子供には子供なりの感受性があって、それを尊重してあげるのは大切ですが、日本では特に大勢いる教室でうまくやれているのが良い事…だと思ってしまいがちです。我が家は何の因果かマイノリティな子供(100人に1人の吃音&2万人に1人の小児MG…笑)が2人もいるので、比較的理解がしやすい環境ですよね。
今回の事でクラスの仲間に「ことばについて」だけはからかわれない…そういう安心感を持てた事で彼の機嫌が激変しました。これからも小さな壁をえっちらおっちら超えながら、自分が損なわれないように彼なりにやっていかなくてはなりません。それならその理解を少しずつでも広めて行けたらなーと、授業参観で可愛い一年生の子供達を見ながら思った次第です。帰り際に先生にお礼を言うと、その女の子とはとても仲良しになったそうで…子供同士のトラブルってそんなもんなんだろうなーと^^。
そうそう。吃音についても最近調子が良いのです^_^。ただ、これに関しては言葉教室の先生いわく「環境の変化で症状が軽減する事はありますが、進学や就職で緊張を強いられる時に逆戻りする場合もあるので、環境を良くするのと合わせてトレーニングする事が自信に繋がります」と説明を受けて納得。あまり症状に一喜一憂しないで付き合って行けたらいいな…と思います。
…が、「俺、最近うまく話せるんだ!つまらないで!」と嬉しそうな顔を見ると、こちらも「だよね^_^!…ママもそう思う!」と一緒に喜んでしまっています(一時期より良いという事で完治はしてないですし、現につまってはいるのですが(笑))。
今の彼の着地点はアナウンサー張りに上手く話せる事じゃなく、意識しないで思った事と直結して話せる事だと思っていて、つまっていない、と感じているなら思った事とのタイムラグがないんでしょうから、それで良しです^^。
母からもらった名言(笑)の話
大人が自分の言葉で話すこと
△すっかり秋空になりました!
夏休みが明けてもドタバタが続き、何だか久しぶりの更新になってしまいました^^;。
先日、ふと思い立ち、女の子を育てているママたちを誘って「ママの思春期を赤裸々に語ろう!」という小さな会をしました。女の子を育てるのって、男の子を育てるのとちょっと違った因縁(?…ちょっと言葉が悪いですね…笑)を感じていて、色んな(元)女の子であるママの小さな頃から思春期の想いをシェアしたら、今の女子育てのヒントになるんじゃないかな…と。
女の子を育てると、自分の母やその母の事を思います。自分と自分の親と子供と3代分の女子の人生を見る、みたいな不思議な感覚があるんですよね。男の子を育てるのはもっと冒険的な、分からない世界に踏み込んで行く感じで、私の中ではちょっと違った感覚なんです。どちらも興味深くて楽しいんですけどね^^。
結論からいうと、とても面白い会になりました^_^。進行がちゃんとあった訳じゃないので、話し足りない方がいたんじゃないかな…とちょっと心配なんですが^^;。今はそれぞれちゃんとし過ぎてるように見えるママ達が、試行錯誤しながら自分の母とケンカしたりぶつかったり…そんな頃の話をし合っていると、今の子育てでのつまづきもいつか笑える日が来るんだろうなぁ、と少し身軽に思えるから不思議。
優等生だった子が20歳を過ぎていきなり母に反旗を翻し、仕事を辞めて旅に出た話、つい先日実母と大ゲンカした話(聞く方は笑えるんですけどね…)、小さな頃から母と合わなくて困った話などなど。今は穏やかに笑っているママ達のとんがった時代を共有するのはなかなか良い物です^_^。当たり前ですが、ママである前に1人の女性であって、昔は多感な女の子だった訳です。
私は常々、裏切ってはいけない相手は「小さな頃の自分」だと思っています。大人に疑いの目を向けていた頃の感受性に恥ずかしくない自分でいたいなぁ、と。そうなっているかどうか…あの頃の私はどう言うか分からないけど、時々心の中に顔を出して来るのでそんなに遠い場所には行っていなんじゃないかしら(と思いたい…)。
自分の話になってしまいますが、私は育てにくい子供だったろうと思います。大勢に混ざって遊ぶのが苦手で、ありがとう!とか、嬉しい!とか、すぐに相手を喜ばせる言葉が出なくて、じーっとしているうちに全部終わってしまうような。
そして思春期になると、中学で勉強を早々に止めてしまって「こんなに勉強が楽しくないのはきっと皆と違うんだろうな。このまま進学するのは勉強に失礼だし、他の道を探さなくては…」とぐるぐる考えていました。皆が進路を決めて行く中、普通高校で勉強を続けるなんてどうしても考えられず、商業学校が「商売を教えてくれる学校」だと勘違いしていたので、そうじゃないと分かった時に全部ガラガラと崩れて青ざめたのを覚えています(笑)。
ヤンキー(死語…笑!)でもないし、騒いで授業を妨害する訳でもない、でも全然勉強しない。友人はヤンキーが多いけど、どうもこの子は違うみたいだし、無気力なのか何なのか?何度生徒相談室に呼ばれたか分かりません。でも呼び出した先生も「何でお前は勉強しないんだ?」の後は続かず、2人して黙ーって座ってたり(笑)。
そんな悶々とする日々の中で、美術の授業でたまたま絵を褒められたので、先生に直談判してデッサンを見てもらい(その時点では箱一つ描けなかったのに…笑)、高校はデザイン科を選びました。あまりに成績が悪くて行ける高校も限られていたので、進路を決めただけで先生も両親もホッとしていたようです。進路を決めるのも全然親に相談もせず、願書も自分で取り寄せて、体験入学の手続きもし、生まれて初めて勉強をして着々と進学しました。
その頃の事を思い出すと、大人の言葉が一般論ばかりで全然届いてこなかった気がするんです。勉強をする理由に「知らない世界を知るって面白くないか?」と言ってくれる先生はいなかったなぁ、と。「先生社会科大好きなんだ!特にこの時代…!この本読んでみろ、面白いぞー!」って興奮してくれたら、お!と思ったんでしょうけどね。「うわ、めんどくさい事言って来る生徒だなぁ。生意気な事言ってる間に勉強しろよー、もぅ!」って感じで持て余されてばかりで、扱いあぐねてるのが見てて分かるし。
今となっては、先生達も周りの大人も大変だっただろうなぁ…と苦笑いですが、あの頃の自分は一生懸命なにか?自分自身?と戦う日々だったんだと思います。何もかも分かったような顔をして、こうありたい自分と今の現状の差に愕然としながら、ジタバタもがいて、ほんとうはどこにあるのか探していたような気がします。
子育てはその子が30代になった頃、周りを羨んだり誰かの幸せを祝福出来なかったりしないで、自分自身との足並みが揃っていたらそれでいいんじゃないかしら。少なくてもいいから、見栄を張らずに付き合える大切な仲間がいたら最高です。親の出る幕はほとんどなくなって、最後の最後、自分をないがしろにしそうになった時のストッパーでいられたら、それだけで十分。
それにはまず、大人が自分の言葉で話すこと。みんながそうだから、とか、あの子を見てごらん、とか言わないで、私はこう思う、と親身になって話すことから始まる気がしています。ママの中で、子供に「(いじめで)死のうと思ったら、絶対その前にママに話して。辛い目に遭わせた子を1人ずつママがやっつけに行くから。それが全部終わってからだからね。絶対に言うんだよ、分かった?!」って言っているって方がいて。それは確かに、一般論ではなくてオリジナルのメッセージですよね。「いけない事だからするな」と言われるよりも胸に響くと思います。
親になって分かったのは、親だってジタバタもがいてる事です。一緒にもがく仲間を持って、情報や悩みをシェアして行けたら心強いですよね^_^!
どーもどもっちゃって8 〜治療ってむちかしー!&カミングアウト〜
△言葉以外は全部元気でおバカです…^_^。
怒涛の夏休みも終わり、皆さんホッと一息といった所でしょうか?
どーもどもっちゃって7 〜東洋医学と吃音〜
△やけに哲学的な表情で…手のひらのタニシを見つめています^_^;。
こちらはニイニの吃音シリーズになっています。
まとめのページにカテゴリをまとめてあります。こちらの吃音ニイニもリアルタイムに綴っているので、母子で右往左往する様子を読んでいただけると思います^^;。
↓こちらはブログの目次ページです。
↓一発で吃音情報に飛びたい方はこちら。
さて、今回は久々にニイニの登場です。夏休みの興奮と連日のきょうだい喧嘩で彼の吃音は低空飛行を続けています…^^;。いつの日か、こちらのブログでニイニの吃音が治まってきて、最近は思うように話せてる…と報告出来るといいなぁ。
先日の記事にも書いた通り、障害児支援事業として、今通っている言葉教室への通所支援が受けられる事になり、その手続きに吃音の診断書が必要になったので、色々と調べていました。こちらでも何度か触れていますが、吃音というのは医療の介入が難しいジャンルの症状です。心療内科?脳神経科?耳鼻科?…一体どこに相談に行けば良いのでしょう^^;?
そして私なりに名古屋近郊で調べた所、こちらの「あいち熊木クリニック」さんがヒットしました。とってもざっくりと説明すると、チックやトゥレット、発達障害の相談などにも乗ってくれる、漢方治療(患者さんの症状や状況に合わせて西洋薬、漢方、どちらも処方してくれます)の心療内科です。小児科では無いので、通常は大人の患者さんの方が多いようです。
初めにメールで「障害児支援事業への登録の為、吃音症との診断書が頂きたい。治療に関しては言葉教室と並行して可能かどうか、一度受診してみて考えたい」と伝えました。そして、先週ドキドキしながら初めての受診。男の子はそんな子が多いと思いますが、息子も初めての場所が好きではありません^^;。それでも「治る為には薬も頑張る…」と、彼なりに決意していたようです。
先生とは主に私が話しました(本人の問診を含めた心理テストは次回という事で…)。東洋医学では「吃音」というものをどのように捉えるのかとても興味がありました。それについては「東洋医学でも吃音としての治療法は確立されていない」との事でしたが、元々病名で薬を処方する…という治療法ではないので、これについては落胆はありません^^。
それを理解した上で「急な興奮を鎮める(夜泣きなどに処方されたり…)」漢方薬をいくつか試してみる事になりました。まず初めは「ツムラ72番 甘麦大棗湯」で、次回まで一週間ほど飲みます。
が、嫌がってなかなか飲まないのですーT_T。私がペロッと味見した所、甘草を使ってあるので結構甘みがあって飲みやすく、お、これならイケるかも?…と期待したのですが^^;。セオリー通りにお湯で溶くと「げ、まずっ!」と一言。最近は少量の水でトロッとさせてスプーンで一口で飲んでいます(かなりイヤイヤ…)。意外に思う方も多いのですが、漢方薬=苦い訳ではなく、案外美味しい…とスルっと飲めたりします。逆にどうしても嫌なものは身体に合わなかったりするので、違ったアプローチを考える必要があります。今のものは相当嫌がっているので、次回それについても少し相談してみようと思っています。
私は息子を見ていて、誰でもが胸の中に流れている川のようなもの、そういうものが上手く流れていないんじゃないかな…と思っています。東洋医学では「気」と言ったりするものかもしれません。その川がサラサラ流れている時は意識せずに話せるんだけど、小石や岩をひとつずつ意識して上手く流そうとすると、とたんに流れなくなっちゃうような。そして濁流になったり、水が乾いた感じになったり、そういうコントロール出来ない感じが言葉の詰まりになって現れているような気がします。
漢方の力を借りて、少し感情の濁流をコントロール出来ればちょっと楽になるのかしら。一口に吃音と言ってもみんな性格は様々です。聡悟の場合は「おれ、こんなんヤダ!」とハッキリ口にしていますので、快方に向かう為のアプローチを一緒に探していますが、もし静かなタイプで「治したいのかどうか分からない…」と言われたら、治療や言葉教室への参加は考えていないかも。
いつか彼に心の暴れ馬を乗りこなす余裕が生まれたら、気持ちとの足並みが揃って来るのかな。それは1年なのか、5年なのか、はたまたもっとかかるのか…。何にしても「吃音にやられてる(支配されている)」という所から離れて、自分なりにコミュニケーションを楽しめるといいのですが。
吃音息子と母の旅はまだ続きます。いつか良いお知らせに繋がりますように。